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1986 年度 実績報告書

戦時期栃木県における農業・農村構造と満蒙開拓移民

研究課題

研究課題/領域番号 60450047
研究機関宇都宮大学

研究代表者

梅田 欽治  宇都宮大, 教育学部, 教授 (10107005)

研究分担者 西田 真樹  , 教育学部, 助教授 (60022381)
笠原 十九司  , 教育学部, 助教授 (80125814)
キーワード栃木県 / 満蒙開拓 / 移民 / 戦争 / 日中関係 / 農業農村構造
研究概要

本研究の目的は、栃木県に関わりのある満家開拓移民問題について、本地域の農業・農村の歴史的構造と関連させて解明することにある。
1.本年度では、昨年度までに実施してきた栃木県西那須野町における満蒙開拓青少年義勇軍参加者の聞書調査、同茂木町における分村移民計画の調査について資料整理を完成させるとともに、同那須町千振地域の満蒙開拓移民参加者については、三度目の聞書調査を実施し、ほぼ全員からの聞書を完了し、資料整理を行った。これらの資料および「下野新聞」等の文書資料とあわせて、栃木県に関わる満蒙開拓移民の実態を把握することができた。
2.昨年度に滋賀大学経済学部経済経営研究所所蔵満蒙関係文献の収集を実施したが、本年度は山口大学経済学部東亜経済研究所所蔵満蒙関係文献を採業し、現在、この資料整理をすすめており、間もなく完了する。さらに愛知大学図書館所蔵資料についても実地調査を行った。これらの各大学より収集した資料および本学(宇都宮大学)附属図書館満洲関係資料によって、国および県の満蒙移民政策、満蒙移民の実態についての文書資料は充分に整ったことになる。現在、これらについて慎重に史料批判を行い、全体像を解明している。弥栄村史および旧満洲地図集成、満洲文献目録集は、この作業に利用している。
3.栃木県の県庁文書、町村役場文書および農会文書と、県内で発堀した近世文書により移民政策の受容と展開の背景となる農業・農村構造の究明を行ってきたが「地方改良運動史資料集成」および「裏山漁村経済更生運動史資料集成」所収の文献と関連さてせ検討し、研究分析をまとめつつある。
4.本研究の目的のために必要な文献・資料は、若干の補充調査を残して収集・整理を完了し、基本的な研究分析もまとめの段階に入っている。昭和62年度で報告書を作成することになる。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 梅田欽治 編: 宇大史学. 5. 123-137 (1986)

  • [文献書誌] 西田真樹: 宇都宮大学教育学部紀要. 36. 31-49 (1986)

  • [文献書誌] 西田真樹: "真岡市史第三巻 解説 農村荒廃と復興仕法" 真岡市, 11 (1985)

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公開日: 1988-11-09   更新日: 2017-04-05  

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