研究課題/領域番号 |
60450048
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研究機関 | 国立歴史民俗博物館 |
研究代表者 |
田中 稔 歴博, その他, 教授 (90000463)
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研究分担者 |
水藤 真 国立歴史民俗博物館, 歴史研究部, 助教授 (80150019)
宇田川 武久 国立歴史民俗博物館, 情報資料研究部, 助教授 (70104750)
濱島 正士 国立歴史民俗博物館, 情報資料研究部, 教授 (20156392)
山折 哲雄 国立歴史民俗博物館, 民俗研究部, 教授 (40102686)
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キーワード | 縁起 / 畿内 / 寺院 / 神社 / 七大寺巡礼私記 |
研究概要 |
昭和61年度においては、1) 畿内寺社縁起関係資料の調査・収集とその本文研究、2) 『七大寺巡礼私記』の本文研究の二つに重点を置いて調査・研究を進めた。 1) 畿内寺社縁起関係資料の調査研究 東大寺・興福寺・唐招提寺・西大寺(以上奈良県)、醍醐寺・高山寺(以上京都市)、石山寺(滋賀県)等の大寺院を始めとして、その他の社寺について縁起ならびにその関連資料の調査を行った。また東京大学史料編纂所・東京国立博物館・奈良国立文化財研究所等に収蔵されている資料類を調査し、関連資料を調査した。これらの資料のうち主要なものは写真等の形で収集した。そのうち主要なものは次の如くである。 (1)東大寺ー東大寺縁起絵詞(各種)、童じつ抄・東大寺別当次第・東大寺年中行事・興福寺縁起・春華秋月抄草・弥靱如来感応抄等各種の資料を調査した。 (2)醍醐寺ー醍醐寺年中行事は各種のものがあるが、醍醐寺内堂舎諸院家の縁起に関する資料が多く含まれている。また日域諸寺私記は高野山・東寺・仁和寺・興福寺・薬師寺・元興寺・伊勢大神宮その他の縁起関係資料が収められているが、他の諸縁起類との比較研究を行うと、興味ある事実が種々明かにされるであろう。 2) 『七大寺巡礼私記』本文の研究 本書は畿内寺社関係資料中でもとくに史料価値が高いものである。そこで全員による研究会をもち、その逐語的研究を進めた。他の関係文献史料との比較ばかりでなく、美術・建築・発掘調査資料等をも参照しつつ、さらに現地調査をも交えて、その内容の検討を行ってきた。
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