研究課題/領域番号 |
60460194
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研究種目 |
一般研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
金属加工
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研究機関 | 長岡技術科学大学 |
研究代表者 |
小林 勝 長岡技科大, 工学部, 教授 (60126472)
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研究分担者 |
小林 史典 長岡技術科学大学, 工学部機械系, 助教授 (60134970)
鈴木 俊夫 長岡技術科学大学, 工学部機械系, 助教授 (70115111)
宮田 保教 長岡技術科学大学, 工学部機械系, 助教授 (50016177)
松田 甚一 長岡技術科学大学, 工学部電気系, 助教授 (30029087)
宮川 松男 長岡技術科学大学, 副学長 (20087167)
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研究期間 (年度) |
1985 – 1986
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キーワード | 有限要素法 / 鍛造 / 画像処理 / プラスティシン / 弾塑性解析 |
研究概要 |
本研究は、解析シミュレーションによるひずみの評価、プラスティシンによるモデル試験、および、ステンレス鋼の実物試験を中心に研究を進め、下記の成果を得た。 1.本研究に適用可能な汎用構造解析プログラムを調査し、複数のプログラムを選定し、各々の特長を比較検討した。 2.上記プログラムから1つを選定し、単純な形状について、大変形問題に対する適用性を、(1)剛塑性,(2)弾一完全塑性条件で確認した。 3.前年度選定した解析プログラムにより、材料特性に分布を持つ場合を検討し、材料特性の温度依存性についてモデル試験に対応する結果を得た。 4.逆行シミュレーションのためのひずみ評価法として、プラスティシンの内部のひずみを、赤外CCDカメラにを使い温度分布を計測することにより自動計測する手法を案出した。この方法によって、加工度の評価が容易に可能となった。 5.ステンレス鋼(SUS304H,SUS304L)の円柱据込み試験によって、加工温度、加工度と材料組織の関係を検討し、ひずみ分布と硬度分布の対応付を行った。 6.上記試験によって、加工温度と加工度とからひずみ分布を解析シミュレーションにより推定し、予め用意した加工パス-組織データベースで最終材料組織を予測することが可能であることを示した。 7.加工パス-組織のマッピングのための試験方法、あるいは、測定項目等に関して検討し、今後の研究の方向を提案した。
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