• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

1986 年度 実績報告書

魚類病原微生物に対するモノクローン抗体の開発とその応用に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 60480066
研究機関北海道大学

研究代表者

木村 喬久  北海道大学, 水産学部, 教授 (60001583)

研究分担者 吉水 守  北海道大学, 水産学部, 助手 (40122915)
田島 研一  北海道大学, 水産学部, 助手 (80002252)
絵面 良男  北海道大学, 水産学部, 助教授 (80001618)
キーワード魚類病原ウイルス / IPN / モノクローン抗体 / 認識抗原 / 反応特異性 / 迅速診断
研究概要

昨年度の本研究で従来の家兎抗血清に代わるモノクローナル抗体の開発に着手し、サケ科魚類の伝染性膵臓壊死症ウイルスIPNVに対する抗体産生ハイブリドーマの樹立に成功した。得られたモノクローナル抗体(C-1)は免疫グロブリンのサブクラスがIg【G_1】であり、高い蛍光抗体価、酵素抗体価を有し、認識抗原がIPNV構造蛋白のうちβ蛋白であること、共同凝集反応や蛍光抗体法、酵素抗体法との組合せによりIPN診断が可能であることなどを明らかにした。今年度は他の魚類病原ウイルスおよび細菌に対するモノクローナル抗体の開発を試みると共に、昨年度得られたC-1モノクローナル抗体の反応特異性をさらに検討し、病魚を対象にIPNV診断への応用の可能性を検討した。得られた成果は以下の通りである。
1)本C-1モノクローナル抗体を用いた蛍光抗体法,酵素抗体法,共同凝集反応によりポリクローナル抗体による血清型別で 3型のあることが知られているIPNVの各血清型の代表株は血清学的に全く共通のβ蛋白を抗原として保有することが明らかとなった。
2)したがって本C-1モノクローナル抗体はIPNV株間の型別等には利用できているものの、IPNVβ蛋白に極めて特異性が高いことからIPN 症の直後診断に有効であることが明かとなった。
3)C-1モノクローナル抗体を用いた蛍光抗体法で病魚スタンプ標本の組織中に明瞭なIPNV抗原の染色像がみられ、内臓抽出液を抗原とした共同凝集反応でも30分間の反応で陽性を示し、ポリクローナル抗体を用いた従来法に較べ感度が極めて高くなった。
4)他の魚類病原ウイルスおよび細菌に対するモノクローナル抗体の開発を試みたところ、抗体産生ハイブリドーマは多数得られるものの、安定的に抗体を生産する細胞の樹立には至っていない。

URL: 

公開日: 1988-11-09   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi