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1986 年度 実績報告書

組織線維化とプロテオグリカン,コラーゲンのミクロテロゲニティー

研究課題

研究課題/領域番号 60480249
研究機関大分医科大学

研究代表者

新海 浤  大分医大, 医学部, 助教授 (90030957)

研究分担者 本多 朋仁  大分医科大学, 医学部皮膚科, 助手 (80173665)
松永 悦治  大分医科大学, 医学部皮膚科, 助手 (00145400)
藤原 作平  大分医科大学, 医学部皮膚科, 助手 (90181411)
キーワードデルマタン硫酸プロテオグリカン / コンドロイチン硫酸プロテオグリカン / エーラス・ダンロス症候群
研究概要

間質性結合織を構成する器管におけるプロテオグリカンの構造解析を行い次の結果を得た。
デルマタン硫酸を含有するプロテオグリカンは少くとも3種類存在する。これを構成するコア蛋白は分子量約5万3千であるが、軟骨と腱では同じアミノ酸配列を有するが、皮膚から得たそれとは全く異なった構造を持つ。しかし胎生期の腱にみられるデルマタン硫酸プロテオグリカンは皮膚のデルマタン硫酸プロテオグリカンを構成するコア蛋白と同一である。このことは加令とともに異なった遺伝子が発現することを示す。又腱にみられるコンドロイチン硫酸プロテオグリカンは軟骨にみられるコンドロイチン硫酸プロテオグリカンと同じ位の分子量であるがこれを構成するコア蛋白は腱の方がやゝ分子サイズは小さい。
モルモット皮膚線維芽細胞が合成するデルマタン硫酸プロテオグリカンは牛皮膚から得たデルマタン硫酸プロテオグリカンと免疫学的に交叉を示し、コア蛋白は5万5千と5万3千から成り立っていた。
エーラスダンロス症候群のあるサブクラスでは真皮にデルマタン硫酸が存在せず、コア蛋白の合成不全によることが示唆された。

  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] Tomohito,Honda;Etsuji,Matsunaga;Kazumoto,Katagiri;Hiroshi,Shinkai: Journal of Dermatology. 13. 326-333 (1986)

  • [文献書誌] Tomohito,Honda.;Etsuji,Matsunaga.;Kazumoto,Katagiri;Sakuhei,Fujiwara.;Hiroshi,Shinkai: Arch.Dermatol.Research.

  • [文献書誌] Tomohito,Honda.;Kazumoto,Katagiri.;Atsuomi,Kuroda.;Etsuji,Matsunaga.;Hiroshi,Shinkai: Collagen and Related Research.

  • [文献書誌] Kazumoto,Katagiri.;Tomohito,Honda.;Etsuji,Matsunaga.;Hiroshi,Shinkai: Collagen and related Research.

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公開日: 1988-11-09   更新日: 2016-04-21  

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