研究課題/領域番号 |
60480306
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研究機関 | 長崎大学 |
研究代表者 |
宮本 峻光 長崎大, 医学部, 助手 (40166202)
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研究分担者 |
山口 聡 長崎大学, 医学部, 医員
森田 茂利 長崎大学, 医学部, 医員
浦 一秀 長崎大学, 医学部, 助手 (10185077)
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キーワード | 【α_1】-AT / CA19-9 / 膵 / 胆道癌 |
研究概要 |
昨年度に引き続き、臨床例では定例の集積を行うとともに、スクリーニングテストとしての有用性を検討するため、血清学的スクリーニングテストとしてKMOI、【α_1】-AT、エラスターゼIを用い、超音波断層との組み合せで、600人の住民検診を行った。この結果については現在集計中であるが、検診者の中からは膵、胆道癌は見い出されなかった。 【α_1】-AT、CEA、CA19-9は膵癌で組織陽性率が高く、それぞれ74%、100%96%であった。胆道癌については現在検索中であるが、同様な傾向が認められた。 ヒト及びハムスターの膵癌での【α_1】-ATの変化を等電点電気泳動、及びアミノ酸分析で検討した。この結果は、いずれも発癌で質的変化を認めた。ヒトα1-ATをノヘラミンダーゼ処理することにより質的変化が正常型に戻ることより、糖質部分に変化があることが示唆されたが、アミノ酸分析でも変化を認め、蛋白部分にも質的変化があることが示唆された。現在膵、胆道癌のリスクファクターとして、ハムスター膵癌、胆管癌の皮下移植継代求で糖尿病の影響を検討中である。
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