研究概要 |
ヒト膀胱癌細胞株(HT-1197,HT-1376)をマウスに免疫し、この脾細胞とマウス骨髄腫細胞(SP12-Ag14)と融合し、ハイブリドーマを作製した。このハイブリドーマをクローニングし、悪性腫瘍細胞との交差反応を検討したが、HT-1197,HT-1376との反応性を認めるものの、種々の細胞との交差反応が認められ、このハイブリドーマから産出される抗体が、真に膀胱癌関連抗原と特異的に反応しているかどうか検討する必要があった。 また癌細胞にてマウスに免疫する段階での方法も、もう一度検討する必要がある。前回はこの操作として、膀胱癌【10^6】個を洗浄し3回免疫したが、細胞数をふやす必要がある。 これらの点をもう一度検討するとともに、単クローン抗体の検出法,現在ELISA法を用いているが、を検討する。
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