研究概要 |
膀胱腫瘍の診断に関して, 尿中のtissue polypeptide antigenに対する単クローン抗体での測定により, 尿中膀胱癌関連抗原の測定が有用である結果を得た. そして膀胱癌にさらにspecificな腫瘍関連抗原に対する単クローン抗体を得るため, 膀胱癌株(HTー1197,HTー1376)をBALB/Cマウスへ免疫し, このマウス脾細胞とマウス骨髄腫細胞(SP/2ーAg)を細胞隔合した. この隔合細胞, hybridomaが産出する単クローン抗体は, 膀胱癌と反応している. しかし他の癌細胞とも若干の交差反応も示している.
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