研究課題/領域番号 |
60480372
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研究機関 | 横浜市立大学 |
研究代表者 |
水口 弘司 横浜市大, 医学部, 教授 (20010176)
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研究分担者 |
河合 康夫 横浜市立大学, 医学部, 助手 (60126034)
草場 徳雄 横浜市立大学, 医学部, 講師 (70150563)
多賀 理吉 横浜市立大学, 医学部, 講師 (00107682)
白須 和裕 横浜市立大学, 医学部, 助手 (60171047)
植村 次雄 横浜市立大学, 医学部, 助教授 (40046040)
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キーワード | 卵巣 / 排卵機構 / GnRH様物質 / ペプチッドの精製 / 生理作用 / 卵選択機構 / GnRH DNA probe |
研究概要 |
排卵過程での卵選択機構はまだ十分明らかではないが、卵巣での各種のstevoidsあるいはnon-steroidalは物質がrequlatorとして局所的に作用することにより下垂体性gonadotropinの作用を修飾し、また卵胞相互間のmediatorとして作用することが関与すると考えられる。 卵巣にはhigh affinityなGnRH receptorが存在し、GnRHは卵巣と直接作用してFSHの作用、あるいは顆粒膜の機能を抑制することをラットを用いて明らかにした。さらに私共は、polyethylen glycol法によりヒト黄体細胞にもGnRH receptorが存在し、その結合部位数(Bmax)は個体差が大きいが、黄体のlife spanにより変動することが認められ、またヒト黄体細胞においてもラットにおけると同様にin vitroでGnRHの添加でprogacterone産生が抑制されることを明らかにした。また、顆粒膜細胞においてもGnRHはinvitro系で直接に作用してprogesterone産生を抑制するが、これは3β-hydsoxy steroiddehydiogenase活性を抑制するとともに、20x hydroxy steroid dehydiogenase活性は促進されることによることを明らかにした。 卵巣におけるGnRHの作用機序は、上記のようなGnRHの作用はTPA(tumorpromoting phorbol ecter)により置き換えることができ、protein kinace C系を介して作用すると考えられ、protein kinace A系は関与しない。 豚卵巣からGnRH様活性の有する粗抽出物をScphadex G-100gel fietrationにかけると3つの活性peakを認め、さらにCH32 ion axchange chromatographyで約150倍活性のあるpeakを得た。 GnRHのアミノ酸配列に相当する20merからなるoligonecleotideを合成し、〔γ-【32^p】〕ATPでラベルし、DNA probeを作用した、ラット卵巣からmRNAを抽出し、formaldetiyde処理後nitro ceiluloseに移し、このprobeを用いてcytoplasmicdot brybridationにより反応を認める。
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