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1986 年度 実績報告書

歯肉剥離掻爬手術後の新付着に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 60480417
研究機関大阪歯科大学

研究代表者

山岡 昭  阪歯大, 歯学部, 教授 (30066972)

研究分担者 野口 吉廣  大阪歯科大学, 歯学部歯周病学講座, 助手 (80172782)
高田 耕平  大阪歯科大学, 歯学部歯周病学講座, 助手 (20103103)
西村 和晃  大阪歯科大学, 歯学部歯周病学講座, 講師 (40098017)
研究概要

昨年度と同様、新付着に影響を及ぼす要素である根面性状と根面上に集積してくる各種細胞について研究を行った。根面性状に関してはとくにセメント表層一層掻面に対する歯肉初期付着について、組織学的検索を行った。その結果、この根面性状は我々が先に行った歯根膜線維面に対すると同じ位の速さで治癒した。またその治癒様式も新生線維のセメント質面への付着し、さらにセメント芽細胞の根面上への集積がみられるなど、この根面が付着にとって良好な根面状態であることを示した。一方、根面上に集積している各種細胞(歯肉由来細胞,歯根膜由来細胞,骨由来細胞)の形態的,機能的特徴かつそれら各種細胞と滑沢化された根面(象牙質面)との付着様式について追求した。その結果、超微形態学的には、各種細胞間の差異は識別することは出来なかった。しかし、grwth curveでは、歯根膜細胞の初期における増殖が他の2つの細胞に比べて弱かった。付着についてはほとんど細胞は認められず、細胞がただ単に付着している状態を示すのみであったが、骨細胞においては細胞突起が積極的に貼りつくような像を示し象牙質面に何等かの働きかけを起こすかのようにも思われた。

  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] K.Nishimura et al.: J.Electron Microscopy. nt35Suppleme. 3061-3062 (1986)

  • [文献書誌] 西村和晃 他: J.Clin.Electron Microscopy. 19(1). 39-47 (1986)

  • [文献書誌] 西村和晃 他: J.Clin.Electron Microscopy. 19(1). 49-56 (1986)

  • [文献書誌] 西村和晃 他: J.Clin. Electron Microscopy. 19(2). (1986)

  • [文献書誌] K.Nishimura et al.: J.Dental Research. 65Special Issue. 839 (1986)

  • [文献書誌] 山岡昭 他: The Quintessence. 5(11). 109-125 (1986)

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公開日: 1988-11-09   更新日: 2016-04-21  

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