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1986 年度 実績報告書

海外移民社会と日本人キリスト教会の研究-とくに南北アメリカ・カナダの場合

研究課題

研究課題/領域番号 60490023
研究機関同志社大学

研究代表者

杉井 六郎  同志社大, 公・私立大学の付置, 教授 (30066039)

研究分担者 田中 真人  同志社大学, 人文科学研究所, 助教授 (50104609)
沖田 行司  同志社大学, 文学部, 助教授 (20131287)
森川 真規雄  同志社大学, 文学部, 助教授 (80121804)
深田 未来生  同志社大学, 神学部, 教授 (90066192)
竹中 正夫  同志社大学, 神学部, 教授 (60066074)
キーワード海外移民 / 日本人キリスト教会 / 移民会社 / 排日問題 / 戦時強制収容所 / 日本力行会 / ハワイにおける日本人移民 / カナダにおける日本人移民
研究概要

本研究は「海外移民と日本入キリスト教会」という課題に関して、従来同志社において共同研究によって進めてきたキリスト教社会問題に関する文献・資料を土台とし、該問題に関する(1)基本資料の調査・収集・整理をはかり(2)移民社会における日本人キリスト教会の役割り(3)移民社会にみる諸問題の解明を目的としている。本年度の研究実績は次のとおりである。(1)基本資料の調査・収集・整理 国内の主要研究機関の調査を行ない、外交史料館史料(とくにカナダ移民関係史料)、戦時日本人強制収容所内発行新聞のマイクロフィルム等の収集を果した。なお海外にある資料については予備調査の段階にとどまり、今後の課題とした。(2)本項目に関しては、日本国内発行のキリスト教系新聞・雑誌に表われた移民社会における日本人キリスト教会の実態等を明らかにする基礎作業がなされ、また日本と移民社会現地との相互交渉という視点から、ハワイ、アメリカ・カナダ太平洋沿岸における日本人キリスト教会関係の文献・資料を比較し、検討する作業に及んでいる。(3)移民社会の諸問題を明らかにする作業においては、(a)先行する主要諸研究(移民社会、日系新聞の分析等)の検討のもと、(b)移民社会の実証的研究、(c)排日問題における親日アメリカ人宣教師の活動、(d)移民社会と教育問題(二世教育など)、(e)同志社出身の伝導者たちの人物史的研究に関し、それぞれが根本的史料を駆使した研究成果を生むことができた。さらに共同研究の利点を活かし、香港におけるエスニック・チャーチやアメリカ合衆国におけるヨーロッパ系移民の動向分析を進めるなど、比較文化史的方法による研究成果もみている。今後は、ハワイアン・ボードの『年報』や各個教会史料の収集・分析、翻刻作業を行なうとともに、上記共同研究の体系的な整理をはかることが課題となるであろう。

  • 研究成果

    (7件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (7件)

  • [文献書誌] 竹中正夫: 同志社アメリカ研究. 第22号. 79-91 (1980)

  • [文献書誌] 茂義樹: キリスト教社会問題研究. 第34号. 1-35 (1986)

  • [文献書誌] 吉田亮: キリスト教社会問題研究. 第34号. 36-65 (1986)

  • [文献書誌] 奥村直彦: キリスト教社会問題研究. 第34号. 66-102 (1986)

  • [文献書誌] 飯田耕二郎: キリスト教社会問題研究. 第34号. 103-153 (1986)

  • [文献書誌] 沖田行司: キリスト教社会問題研究. 第35号. 75-103 (1987)

  • [文献書誌] 杉井六郎: "遊行する牧者-辻密太郎の生涯-" 教文館, 469 (1985)

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公開日: 1988-11-09   更新日: 2016-04-21  

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