研究概要 |
62年度は本研究研の最終年度にあたり, データの不充分な箇所の補足するための3回の現地調査と, データ整理を主に行った. 代表者の所属機関が62年4月から変ったため, 研究環境や時間が整わず(62年新設のため)データ整理のための時間が約4ケ月程度遅れることとなった. 得られたデータは, 〈1〉調査地のミズナラ林, カラマツ林の60年夏から62年夏までの気温, 湿度, 地表および地中温度の完成されたデータ, 〈2〉キシャヤスデ個体群(60年〜61年は2世代, 61年以降は1世代)の個体数の動態と成長に関するデータ, 〈3〉ミズナラ, カラマツ林におけるキシャヤスデの卵および幼虫の捕食者と考えられる捕食性大形土壌動物の個体数に関するデータの3種類である.
|