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1986 年度 実績報告書

繰り返し荷重を受けるセラミック材料の保証試験と信頼性評価

研究課題

研究課題/領域番号 60550544
研究機関東京工業大学

研究代表者

木村 脩七  東京工大, 工学部, 教授 (70016856)

研究分担者 安田 栄一  東京工業大学, 工業材料研究所, 助教授 (70016830)
松尾 陽太郎  東京工業大学, 工学部, 助教授 (70016608)
キーワード構造用セラミックス / 保証試験 / 信頼性解析 / 多軸応力 / 繰り返し内圧試験材料設計
研究概要

構造用セラミックスの構造信頼性を確保するためには、(1)破壊力学を用いて、(2)微構造や欠陥の強度解析を行い、(3)破壊統計と結合させ、(4)繰り返し荷重下の寿命計算と、(5)多軸応力下の保証試験の解析を行い、(6)実験的検証を行って、(7)材料設計にフィードバックさせねばならない。
本研究では、申請者らが開発してきた「ぜい性破壊に対する多軸分布関数」を基礎として、セラミックスの多軸保証試験の解析を行い、保証試験後の不活性強度分布の導出、繰り返し疲労寿命の最小値の予測式の導出を行う。得られた理論の検証の為に、アルミナ中空円筒の内圧疲労試験等を行い、破壊源の同定、寿命の測定を通して、材料設計にフィードバックすることを目的とする。
本研究によって得られた成果は以下の通りである。
1.研究遂行に必要な繰り返し内圧疲労試験機を不二越(株)より寄贈してもらい、周辺機器類を自作して、運転特性、設定条件の検討を行った。
2.本装置に高圧容器を取りつけて冷間静水圧プレス(CIP)により試験円筒を作成し、常圧焼結した。試験片の加工は仮焼時に旋削によって行った。
3.多軸応力下の保証試験の理論解析を行い、窯業協会年会にて発表した。
4.寿命データの材料設計へのフィードバックに不可欠な「構造用セラミックスの欠陥寸法分布」に関する理論解析を行い、窯業協会誌に発表した。
アルミナ中空円筒試験片の繰り返し内圧疲労試験を行い、得られたデータの統計解析を行った。すなわち、SN曲線、時間強度分布、寿命分布特性を求めた。
6.所定の保証試験を行い、生き残った試験片の不活性強度分布を求める予定であったが、装置のトラブルと時間的制約により年度内実施が不可能となった。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 松尾陽太郎,木村脩七: 窯業協会昭和60年年会講演予稿集. 635-636 (1985)

  • [文献書誌] Y.MATSUO;K.KITAKAMI;S.KIMURA: Y【o!-】gy【o!-】 Ky【o!-】kai-Shi. 94. 711-715 (1986)

  • [文献書誌] Y,MATSUO;K,KITAKAMI;S,KIMURA: Journal of Materials Science. 22. (1987)

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公開日: 1988-11-10   更新日: 2016-04-21  

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