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1986 年度 実績報告書

グリオーマにおけるがん遺伝子産物の同定と定量的解析

研究課題

研究課題/領域番号 60570673
研究機関佐賀医科大学

研究代表者

田渕 和雄  佐賀医大, 国立大学(その他), 教授 (50116480)

研究分担者 本田 千穂  香川医科大学, 医学部附属病院, 医員
三野 章呉  香川医科大学, 医学部, 助手 (40174106)
吉岡 純二  香川医科大学, 医学部, 助手 (40166913)
植田 清隆  香川医科大学, 医学部附属病院, 講師 (50144738)
大本 堯史  香川医科大学, 医学部, 教授 (60032900)
キーワードグリオーマ細胞 / がん遺伝子産物 / pp【60^(src)】 / 上皮成長因子受容体 / 脱分化 / flow cytometry
研究概要

これまで、グリオーマ細胞におけるsrcがん遺伝子産物pp【60^(src)】およびerbBがん遺伝子産物と相同性が認められる上皮成長因子受容体(epidermal growthfactor receptor,EGF-R)の発現について検討を行った結果、グリオーマのなかにはその発生あるいは増殖にsrc群がん遺伝子の関与しているものがある可能性が示唆された。本年度は、これまでに得られた結果を基礎に、グリオーマ細胞に対し増殖抑制効果を示すProstaglandin(PG)【D_2】,【J_2】,adenylate cyclase活性化物質forskolin(FKN),カルモジュリン阻害剤W-7,プロティンキナーゼC阻害剤H-7を、それぞれ作用させた場合のグリオーマ細胞におけるpp【60^(src)】とEGF-Rの発現の変化を、モノクローナル抗体を用いてFlowcytometerにより解析した。PG【D_2】,PG【J_2】,FKNを作用させると、いずれの場合もpp【60_(src)】,EGF-Rの明かな発現の低下が認められたが、その程度はFKN処置による低下が最も著明であった。W-7,H-7を作用させた場合では、著明な変化はなく、H-7でわずかにEGF-Rの発現が増強される結果が得られた。既に報告したように培養グリオーマ細胞に形態学的並びに生化学的分化を誘導するFKNにより、強いpp【60^(src)】およびEGF-Rの発現の抑制がもたらされること、一方、胎生期のある特定の中枢神経組織には一過性ではあるがpp【60^(c-src)】の著しい発現が認められることなどが知られている。これらのことを考え併せると、今回我々の得た結果はsrc群がん遺伝子産物が、グリオーマ細胞の脱分化(dedifferentiation)に深く関与していることを示唆するものと考えられる。

  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 本田千穂,田渕和雄,入江恵子,福岡高宏,三野章呉,吉岡純二,植田清隆,大本堯史: 神経科学. 24. 388-390 (1985)

  • [文献書誌] 田渕和雄: 第3回 脳腫瘍病理研究会 講演集. 61-69 (1985)

  • [文献書誌] 田渕和雄: Clinical Neuroscience. 4. 22-25 (1986)

  • [文献書誌] 本田千穂,田渕和雄: 神経科学. 25. 418-420 (1986)

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公開日: 1988-11-09   更新日: 2016-04-21  

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