研究分担者 |
斉藤 幹 東京医科歯科大学, 医学部, 教授 (90013820)
小山 嵩夫 東京医科歯科大学, 医学部, 講師 (40092407)
片山 芳文 東京医科歯科大学, 難治疾患研究所, 教授 (20014144)
木戸 豊 東京医科歯科大学, 医学部, 助手 (50134698)
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研究概要 |
LHRHが視床下部より放出される様式が脈波状であり下垂体がこれに1:1で反応しているからこれを持続的に刺戟するとダウン調節をうけLHRHレセプターは消失し性腺刺戟ホルモンは放出が止む患部の観察を得たがLHRHは性腺でも直接抑制作用を示している事実が示唆されている。一方中枢における作用のみで性腺直接作用はないと考えている学者もいる。その矛盾はペプタイドの実験はすべて当該物質が溶器附着の特性を有し反応系には入り難いことに基くものと考えられたのでLHRHアゴニストのアセテートを使用することによりin vitroでヒト黄体組識に対しHCG負荷時のPとEおよびサイクリツクAMP,同GMPすべてが【10^(-7)】のオーダーで30%以下に低下する観察が得られた。現在高速液クロを設置しこれを実に精密に分析する目的で新しい方法(ケミカルディテクター使用による)を開発中である。既にドパミンの分離は成功し従来の方法にみられぬクリアーなピークを得ている。正常圈期婦人で内膜症の患者で50μgのアゴニストを腔主薬をして投与した場合末梢血中のFSHと【E_2】が著明と上昇黄体期のPも著明の上昇を示すことからPCOおよび視床下部性高LH群に同生薬を使用し従来行われているFSHの負荷(HMG等による)でなく、逆にLH低下FSH上昇効果を期待して加療した。30例に投与、その前后における血中【F_2】,T,LHFSHDHEA,DHEA-Sを〓意又前后におけるLHRHとTRHに対する下垂体の反応を検索加療に重要な意味づけを得ている。既にその中5例が好作収成功新しい内分泌的加療の方向を示した。臨床的には点鼻によるアブニスト負荷での治療を試みているが使用中の良成績は認めうるが加療終了後にあらわれる骨粗鬆症および再降内膜症の問題が解決さるべきことを報告した。本年度の研究成果より次年度にはin vitroにおける直接性腺抑制作用の分析とアゴニストとPの併用による加療を試みる予定
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