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1986 年度 実績報告書

環境の身体運動に与える影響-ヘビースモーカーの禁煙と持久性トレーニングの効果-

研究課題

研究課題/領域番号 60580106
研究機関東海大学

研究代表者

高宮 靖  東海大, 体育学部, 教授 (90055749)

研究分担者 三田 信孝  東海大学, 体育学部, 講師 (10130098)
宮崎 康文  東海大学, 体育学部, 助教授 (90056317)
山並 義孝  東海大学, 体育学部, 助教授 (60056108)
キーワードヘビースモーカー / 禁煙 / 持久性トレーニング / 呼吸循環機能
研究概要

心臓血管疾患のリスクファクターの一つである喫煙についてヘビースモーカーが禁煙と同時に持久性トレーニングを実施した場合の呼吸循環機能に与える効果を検討する目的で実験を行った。今年度は正常人男性ならびに1日40本程度の喫煙をしている男性について行った基礎資料をもとにエルゴメーターによる持久性トレーニングを実施し禁煙とトレーニングの効果について検討した。測定項目は安靜時心拍数,運動時心拍数,心電上のSTlevel,STslope,不整脉等の有無,呼吸数,換気量,酸素摂取量および【VO_2】max等である。運動はトレッドミル歩行によるものを中心とし、運動中の心拍数を最大心拍数の60〜70%になるように歩行スピードを設定し運動負荷として、トレッドミル歩行開始後5分間で段階的に負荷強度を増しその後10分間実施する方法をとった。また日常の運動の実施は週2〜3回とし、トレッドミルを使用しない場合は野外における急歩運動15〜20分間実施せしめた。持久性トレーニングにはエルゴメーターを用いて行い、その運動量は1回30分間,週3回,最大心拍数130〜140の範囲に規定した。
禁煙を厳守せしめると共に、以上の持久性トレーニングを約2年半実施させた結果、安靜心拍数は〓次減少傾向を示し、約80〜85より75前後と有意の減少を認めた。しかしその間の体重は概ね不変であった。運動負荷によるSTlevelの変化では運動負荷開始後除々に低下を示し、主運動開始後10〜15分で最も顯著であった。STslopeは運動負荷によりSTlevelの低下に対応して増加傾向を認めた。呼吸数,換気量,酸素摂取量および【VO_2】maxの変化についてもその経過観察中である。次年度ではこれらの呼吸循環機能に与える禁煙と持久性トレーニングの効果を総括、検討する予定である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 三田信孝,鈴木秀子,宮崎康文,山並義孝,菅沼達治,中野昭一,高宮靖: 東海大学紀要(体育学部). 14. 77-84 (1984)

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公開日: 1988-11-10   更新日: 2016-04-21  

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