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1985 年度 実績報告書

図面の翻訳・自動変換・清書プロセッサの開発研究

研究課題

研究課題/領域番号 60850064
研究機関京都大学

研究代表者

坂井・利之 トシユキ  京都大学, 工, 教授 (70025790)

キーワードパターン理解 / 図面処理 / 図面翻訳 / 図面変換 / 図面の清書 / データフロー型イメージプロセッサ
研究概要

本研究は、図面中の単語または句(英語または日本語など)を別の言語系の単語または句に翻訳し、その単語の長さの差異、人間の好む図面の大きさ並びに文字フォント・サイズ、図面の線の太さなどの指示に従って、ファクシミリあるいはブックスキャナより入力された原図面を自動的に変換して、目的語の図面として清書出力するようなパターン理解、図面処理アルゴリズム、VLSIを使用したイメージプロセッサの開発研究である。この研究には、図面内での構成要素の分離抽出(文字部分、図面シンボル、結線)とラベル付け、原図面のトポロジーに忠実という条件下での図面の良質・自動的な清書が内容的には含まれている。今年度は、図面の翻訳・自動変換・清書を行うプロセッサのハードウェアの試作と、専用のソフトウェアの開発を行い、このソフトウェアをハードウェアに実装した。
1.ハードウェア
回路素子としてVLSIイメージプロセッサを用いて画像処理ボードを構成した。この画像処理ボードを現有の制御用コンピュータに実装し、画像処理制御装置を構成した。また、画像パターンを高速に入出力し、表示・編集・ハードコピー等を行なうパターン収集・編集装置を購入し、本研究の目的とする図面の翻訳・自動変換・清書プロセッサのハードウェアを試作した。
2.ソフトウェア
(1)図面から文字やシンボル、線を抽出し、文字・言語を翻訳し、目的とする図面へ、自動的に変換するアルゴリズムを開発した。
(2)翻訳・変換された図面を出力する清書アルゴリズムを開発した。
(3)VLSIのイメージプロセッサはデータフロー型であるので、汎用機で開発した線抽出・領域抽出アルゴリズムをデータフロー型に変換し、実時間アルゴリズムを開発した。

  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] 電子通信学会PRL技術研究報告. 85-4. (1985)

  • [文献書誌] Computer Vision,Graphics,and Image Processing. 30-1. (1985)

  • [文献書誌] 情報処理学会論文誌. 26-4. (1985)

  • [文献書誌] 情報処理学会コンピュータビジョン研究会資料. 39-4. (1985)

  • [文献書誌] Proceedings of COMPINT'85. (1985)

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公開日: 1988-11-09   更新日: 2016-04-21  

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