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1986 年度 実績報告書

高効率データベースシステム開発のためのテストベッドシステムの試作

研究課題

研究課題/領域番号 60850066
研究機関九州大学

研究代表者

上林 弥彦  九大, 工学部, 教授 (00026311)

研究分担者 最所 圭三  九州大学, 工学部, 助手 (50170486)
田中 克己  神戸大学, 工学部, 助教授 (00127375)
今井 浩  九州大学, 工学部, 助教授 (80183010)
キーワード並行処理制御方式 / 質問処理 / 後退復帰 / シミュレーション / テストベッド大容量主記憶 / メタデータ
研究概要

データベースシステムの効率の向上は非常に重要な課題となっている。このためには、質問処理の効率化や並行処理制御方式の改良が必要である。従来これらは独立に論じられてきたが、本研究で開発中のテストベッドシステムを用いると、これらのほかシステム環境等の種々の要素を総合的に考えた効率の良い方式を開発・評価することが可能となる。本年度は次のような点で成果を得ている。
1.本テストベッドの基本部分を動作させた。
2.特に、大容量主記憶に対応する並行処理制御方式について、その方式を提案し、本テストベッドにより評価を行った。
3.システムの使用条件が動的に変化する場合の並行処理制御方式について検証し、そのシミュレーションによる評価を行った。使用条件としては、単位時間当りの処理単位数を考え、データの施錠単位、キュー内の処理単位数の上限等を変化させて動的特性を持たせた。
4.相互に関係したデータを含む場合、特にメタデータの存在する場合について、並行処理制御方式に要求される条件を整理した。
5.時刻印方式で、コストを考えて後退復帰対象を選定する方式を提案した。この方式は、長い処理があるときに有効である。
6.施錠と予約を分け、処理効率を向上させた二相施錠方式を開発した。
7.4〜6において新たに開発した方式をテストベッドで評価できるようにするためのテストベッドの一般化についてその方式を検討した。
本年度は、昨年度購入した32ビットのワークステーションU-stationに4メガバイトの主記憶を増設し、大容量主記憶の場合のテストベッドの開発ができるようにした。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 仲興国,上林彌彦: 京都大学数理解析研究所講究録. 591. 111-120 (1986)

  • [文献書誌] X.Zhong;Y.Kambayashi: Proc.of pre VLDB Symposium. 118-127 (1986)

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公開日: 1988-11-09   更新日: 2016-04-21  

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