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1986 年度 実績報告書

両方向性電力変換装置を用いた高性能並列電力処理方式太陽電池電源システムの開発研究

研究課題

研究課題/領域番号 60850070
研究機関長崎大学

研究代表者

松尾 博文  長崎大, 工学部, 助教授 (50101382)

研究分担者 黒川 不二雄  長崎大学, 工学部, 助手 (20140808)
樋口 剛  長崎大学, 工学部, 助教授 (50156577)
福永 博俊  長崎大学, 工学部, 助教授 (10136533)
キーワード太陽電池 / 並列電力処理 / 両方向性電力変換 / 最適動作点 / コンバータ / インバータ / ソーラセル / ソーラアレイ
研究概要

本研究は3年間の継続課題であり、2年目である本年度は主として電力変換器の制御回路のディジタル化および太陽電池と商用交流電力系統との連結のためのインバータおよびその制御について研究を行い、次の成果を得た。
1.電力変換器の制御回路のディジタル化に関する検討ディジタル回路はアナログ回路に比べて本質的にノイズ,温度変化,経年変化に強く、また、制御性に富むという利点がある。そこで、太陽電池電源システムに用いられる電力変換器の信頼性および制御性の向上を計るという立場から、電力変換器のディジタル制御方式について検討した。この結果、ディジタルP-I-D制御回路の回路方式を確立し、またディジタル制御方式直流電力変換器の静特性および動特性を明確にした。
2.両方向性正弦波PWMインバータとその制御に関する検討太陽電池と商用交流電力系統とを連結する場合、交流系統を優乱せず、太陽電池からの電力を有効に利用するために、制御性に富む高効率の正弦波インバータが必要とされる。このような観点から、制御性に富み、高い電力変換効率が得られるエネルギー蓄積方式の両方向性正弦波PWMインバータを開発し、その制御法および特性について検討した。
62年度には、太陽電池交流電源システムと商用単相交流電源ラインとの連結を行い、誘導負荷装置を用いて実用上の問題点を明確にする予定である。

  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] 松尾博文: 電子通信学会電子通信用電源技術研究報告. PE83. 57-63 (1986)

  • [文献書誌] 松尾博文: 電子通信学会論文誌C. J69-C. 678-687 (1986)

  • [文献書誌] 松尾博文: 放送文化基金研究報告(放送に関する技術の研究・開発). 10. 209-215 (1986)

  • [文献書誌] 松尾博文: 先端技術研究成果報告書. 3. 29-45 (1986)

  • [文献書誌] 松尾博文: 電子情報通信学会電子通信用電源技術研究報告. PE86. 1-6 (1987)

  • [文献書誌] 松尾博文: 日本応用磁気学会誌. 11. (1987)

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公開日: 1988-11-09   更新日: 2016-04-21  

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