• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

1986 年度 実績報告書

鋼構造の完成検査システムに関する開発研究

研究課題

研究課題/領域番号 60850088
研究機関長岡技術科学大学

研究代表者

鳥居 邦夫  長岡技科大, 工学部, 助教授 (00126476)

研究分担者 長谷川 脩一  株式会社横河, 橋梁製作所, 常務取締役
池田 清宏  長岡技術科学大学, 工学部, 助手 (50168126)
藤野 和建  長岡技術科学大学, 工学部, 助教授 (60011144)
高田 孝次  長岡技術科学大学, 工学部, 助教授 (80126474)
キーワード鋼橋 / 仮組立検査システム / CCDカメラ / 三次元計測
研究概要

部材計測システムとして、当初開発した三次元測定機は、CCDカメラを搭載した自動測角儀をガイドフレーム上で移動させることにより基線長を得る方式であった。この測定機は、次の点に問題があり実用性に欠ける面があった。
(1)20m近い大型構造物を高精度で測定する場合は、基線長を長くする必要があり、ガイドフレームの製作コストが高価なものになる。
(2)角度を測定するためのロータリーエンコーダ、リニヤスケールなどの測角儀が必要である。
(3)軸受けには空気軸受けのような高性能なものを必要とする。
今回は、以下に述べる方策により、上記の問題点を解決した。
(1)従来のように測角儀を用いて直接角度を測定するのではなく、正確に位置を決めされた基準点を基にして、間接的に角度を測る。
(2)ガイドフレームは設けないで、カメラを基準点と対応した固定点に据え付ける。
(3)基準点とカメラ固定点はスチールテープなどで三次元的に測定する。
今年度は、二台のCCDカメラを用いて約50mの橋梁を対象にトータルシステムの検証実験を行なった。その結果、システムの骨組みは、ほぼ実用に近い所まで達成できていることが確認された。
しかし、今回の実験では、システムを作動させることのみに力点を置いたため、測定精度の確保、作業性の効率等は、余り考慮していなかった。したがって、今後は、これにターゲットを絞り、より実用的なシステムに改良する予定である。

  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 鳥居邦夫: 土木学会論文集. 第361号. 79-85 (1985)

  • [文献書誌] 鳥居邦夫: 長岡技術科学大学研究報告. 第8号. 77-82 (1986)

  • [文献書誌] 白石典之: 土木学会第41回年次学術講演会講演概要集. 第1部. 389-390 (1986)

  • [文献書誌] 深谷俊恒: 横河橋梁技報. 第16号. 46-60 (1987)

URL: 

公開日: 1988-11-09   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi