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1986 年度 研究成果報告書概要

走行輪荷重の通過位置と接地圧の自動計測システムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 60850089
研究種目

試験研究

配分区分補助金
研究分野 土木構造
研究機関金沢大学

研究代表者

梶川 康男  金沢大, 工学部, 助教授 (00089476)

研究分担者 西澤 辰男  石川工業高等専門学校, 助手 (00143876)
研究期間 (年度) 1985 – 1986
キーワード荷重 / 交通流 / 計測
研究概要

本研究では、自動車荷重列の自動計測システムの開発を行った。その結果、走行車両の平面配列(走行速度,車頭間隔,通過位置など)に関するデータが完全に自動化した観測・処理によって得られるようになった。本システムは3つのサブシステムから成っている。
1.センサー部 厚さ7.5mm,幅800mm,長さ7200mmのゴムマットの中に、加圧導電ゴムをスイッチ素子としたコードスイッチが多点(道路横断方向10cm間隔に72点)に埋め込まれている。
2.データロギング装置 マット内のスタートトリガースイッチが"ON"になると、その時刻が記録され、多点に配置されたメインスイッチが"ON"になると、その時刻も記録される。そして、メインスイッチがすべて"OFF"状態になると72個のスイッチのON-OFF履歴が0-1データとして記録される。RAM(16KB,約1100軸分)が一杯になるとRS-232CあるいはGP-IBにてホストコンピュータに転送され、補助記憶装置(20MB,約140万軸分可能)に記録される。さらに、バックアップ装置により長期間の計測が可能である。
3.データ処理装置 データ処理にはマイクロ・コンピュータを使用する。測定データは、まず各軸ごとのデータに変換され、走行速度と道路横断方向の情報(通過車線,通過位置,タイヤ幅,車軸など)を得る。そして、前後の軸のデータとの比較により車両としての情報(車頭間隔,軸距,軸数など)に変換される。種々の値を総合判断することで車種判別を行い、車種別の種々のデータの頻度分布を求めることができる。
本システムを高速道路や一般国道での測定の結果、ハード面及びソフト面の耐久性や信頼性は十分であることが確認できた。今後、荷重列の観測方法を大きく変えるとともに、データの量・質ともに大幅に改善することができるシステムとなった。

  • 研究成果

    (7件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (7件)

  • [文献書誌] 西沢辰男,梶川康男,富田弘之: 第40回年次学術講演会講演概要集. 467-468 (1985)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [文献書誌] 梶川康男,西沢辰男: 第16回日本道路会義論文集. 569-570 (1985)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [文献書誌] 梶川康男,西沢辰男: 昭和60年度土木学会中部支部研究発表会講演概要集. 20-21 (2986)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [文献書誌] 西沢辰男,梶川康男,宇佐武則: 第11回土木学会電算機利用に関するシンポジウム論文集. 95-102 (1986)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [文献書誌] 梶川康男,西沢辰男: 第41回土木学会年次学術講演会講演概要集. 347-348 (1986)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [文献書誌] 宇佐武則,梶川康男,西沢辰男: 昭和61年度土木学会中部支部研究発表会講演概要集. 26-27 (1987)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [文献書誌] NISHIZAWA T., Y.KAJIKAWA and T.USA: "Development of Traffic Load Auto Measuring System" Proceedings of the 11th Symposium on Engineering Information Processing System, JSCE. 95-102 (1986)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より

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公開日: 1988-11-09  

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