研究分担者 |
森 忠次 岡山大学, 工学部, 教授 (00025850)
八村 広三郎 京都大学, 情報処理教育センター, 助教授 (70124229)
長尾 真 京都大学, 工学部, 教授 (30025960)
中山 和彦 筑波大学, 電子・情報工学系, 教授 (50091913)
池辺 八洲彦 筑波大学, 電子・情報工学系, 教授 (10114034)
|
研究概要 |
三次元測定をステレオ画像データから実施するためには左右の画像バランスを前処理として行う必要性があった。本研究ではまず、カラー画像の色調バランスを補正する目安として、基準濃度値を用いて、左右画像データの補正方法を明らかにし、実験データからその補正量を算出することができた。 つぎに、画像周辺の光量不足を補うためにランバートの法則に着目して、周辺光量を補正することにした。実験の結果、画像中心に比べ画像周辺では約1割の光量不足となることが分り、使用レンズは十分計測用として使えることが分った。また、周辺光量補正系数も定めることができた。 一方、画像データの蓄積については研究計画通り、OEMの追記型光ディスクプレイヤーと光ディスクコントローラを購入し、汎用I/Oモジュールの開発を行い、アセンブラー言語によって、ドライバールーチン等の開発を完了した。そこで、このドライバールーチンを用いて、データ圧縮技術の導入を試みるべく、リモートセンシング画像データを複数準備した。すなわち本研究で用いているステレオ・カラー画像データ、LANDSAT・MSS画像データ、航空写真をディジタル化した画像データの3種である。データ圧縮法としては可逆法を採用し、同一連続データを圧縮する手法と高周波領域保存による差分法を取り上げた。これらの2手法に対し上述の3種画像データを適用し、約6割5分程度にデータを圧縮するアルゴリズムを開発することができた(研究者:星,中山,長尾,八村)。 上記以外には、研究者池辺,森,服部らが中心になって高速フーリェ変換のアルゴリズムやエッジ抽出あるいは画像検索方法の設計を行い、アルゴリズム作成計画仕様の作成をすることができた。このことにより、次年度早々高速フーリェ変換や画像検索のアルゴリズムがアルゴリズムが組み込める見通しがついたといえよう。
|