研究課題/領域番号 |
60850116
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研究種目 |
試験研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
資源開発工学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
佐々 宏一 京大, 工学部, 教授 (40025953)
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研究分担者 |
菅野 強 京都大学, 工学部, 助手 (60026151)
芦田 譲 京都大学, 工学部, 講師 (60184165)
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研究期間 (年度) |
1985 – 1986
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キーワード | 物理探査 / 電気探査 / 比抵抗法 / 有限要素法 / 孔間比抵抗探査 / 地表孔間比抵抗探査 / モデリング / 断層構造の影響 / 地質ノイズ |
研究概要 |
第1年度および第2年度研究計画における課題ごとにその実積の概要を述べる。 1.高密度フォワードモデリングのためのソフトウェアの評価 従来の電位法における電位情報のみにこだわらず、より多くの情報をもたらす比低抗情報が、2-D構造・3-D電流源方式で取得できる有限要素法プログラムを作成し、地表孔間見掛比抵抗平面図や孔間見掛比抵抗断面図がコンピューターグラフィックスとして、CRT画面に出力できるソフトウェアの開発を行い、さらにソフトウェアの評価を行った。 2.地表孔間比抵抗探査のモデリング 探査対象の例題として、単一の導電性垂直構造を選び、制御信号源としての電流源の位置および構造の深さを変化させて、地表面で観測される見掛比抵抗の分布状況の考察を行った。また、出力の種類としては、グラフィックターミナル、NLP、VERSAなど自由に選定できる。 3.孔間比抵抗探査のモデリング 地表孔間立体電極配列に対して、孔間立体電極配列によって得られる孔間見掛比抵抗断面図によって、単一の導電性垂直構造の探査解析における問題を考察した。従来からの地表電極配列では到底得られない見掛比抵抗の分布状況が明らかになった。 4.地表孔間および孔間比抵抗探査解析における断層構造による影響についての考察 実際の地下構造探査における複雑な要因を再検討し、地質ノイズとして1つの垂直な境界面からなる断層構造が、探査対象からの信号に与える影響について検討し、複雑な地質ノイズに関する研究を行うための貴重な知見を得た。
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