研究課題/領域番号 |
60850128
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研究機関 | 奈良工業高等専門学校 |
研究代表者 |
関口 秀夫 奈良工高専, その他, 助教授 (80043462)
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研究分担者 |
北脇 岳夫 東洋特殊鋼業株式会社, 技術部, 主任研究員
久保 勝司 工業技術院名古屋工業技術試験所, 課長
小坂田 宏造 広島大学, 工学部, 教授 (50031109)
和田 任弘 奈良工業高等専門学校, 機械工学科, 助手 (10141912)
小畠 耕二 奈良工業高等専門学校, 機械工学科, 助教授 (00043480)
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キーワード | 異形鋼管 / 曲げ加工 / ダイレスフォーミング / 高付加価値 / 多種少量生産 |
研究概要 |
種々の断面形状をもつ異形鋼管の曲げ加工を可能にするために、高周波誘導加熱と冷却を組合せたダイレス曲げ加工装置の設計・試作を行った。曲げ加工装置の基本構成は、一定速度で管材を移動させるためのテールストック、管材に所定の曲げ半径を与えるための施回アームおよび加熱・冷却源から成り立っている。テールストックの駆動はACモータによって行い、その回転数の制御はインバータ制御である。施回アームは試作したX-Yテーブルと接続しており、このX-YテーブルはNC制御によって曲げ半径の円弧補間を行い、任意の半径を描かせることができる。本装置で用いるNCユニットは、ネットワークの構築により、パーソナルコンピュータから多軸ラインの制御および管理が可能であり、高速補完、直線、Sカーブ、加減速の選択等を容易に行うことができる。ダイレス曲げ加工における最適加工条件の把握については、すでに昨年度に行った基礎的研究の結果から把握されているので、これらの基礎データを組み込んだNC制御プログラムのソフト開発が今後の課題となる。製品の高付加価値化を図るため、加工熱処理の適用等による強靭化の手法についても研究を行った。温間加工の可能性も見出しており、曲げ加工限界の向上、加工精度の向上、製品材質の向上、多種少量生産システムの構築等の諸課題についての展望を得ることができた。
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