研究課題/領域番号 |
60860003
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研究種目 |
試験研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
作物
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
上山 泰 神戸大, 農学部, 教授 (10031204)
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研究分担者 |
石田 薫 神戸大学, 農学部附属農場, 助手 (50031232)
尾崎 武 神戸大学, 農学部附属農場, 助手 (50031183)
南條 巖 神戸大学, 農学部附属農場, 助手 (80031186)
松井 範義 神戸大学, 農学部附属農場, 講師 (30031181)
秋田 謙司 神戸大学, 農学部附属農場, 講師 (40031231)
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研究期間 (年度) |
1985 – 1986
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キーワード | 水稲 / 湛水土壌中直播 / グレイン・サイレージ / 肉用牛 / 肥育 / 酸化還元電位 / 播種量 |
研究概要 |
1.水稲の省力安定多収栽培 (1)強粘質土壌では、代かき後1cmでも湛水状態に保つと、10日たっても土壌が湛水土壌中直播の播種に適した硬さにならないが、代かき後一旦落水して2日放置すれば、ほぼ適当な硬さになることがわかった。 (2)湛水土壌中直播で苗立ち率のよい土壌では、代かき後6日目に、3cmの深さで還元状態になったにすぎなかったが、苗立ち率の悪い土壌では、表面でも6日目に、深さ1cm以下では一日目に還元状態になった。 (3)過酸化石灰被覆籾の出芽、苗立ちに及ぼす播種深度及び水深の影響を、上記土壌間で比較した結果、酸化還元電位は出芽よりも、出芽後の幼芽の伸長に強く影響し、苗立ち率に差を生じるとのも推論した。 (4)コンクリート枠(10【m^2】)と大面積圃場(40a)とで、湛水土壌中直播栽培における播種量を生育・収量との関係を検討した結果、強粘質土壌で条播する場合の播種適量は、10a当り2kg以下であると推論した。 2.もみのソフト・グレイン・サイレージ(グレイン・サイレージ)の調製 移植栽培した金南風を、出穂後25日目から3日おきに、4時期に刈取って、小型サイロに詰め、刈取時期(もみの含水率)と製品の品質との関係を検討した結果、もみの含水率が30〜35%の時期に刈取って埋蔵すれば、良質のグレイン・サイレーシが得られることがわかった。 3.肉用牛に対するもみのグレイン・サイレージ給与試験 肥育仕上げ期のホルスタイン種去勢牛に対する籾のグレイン・サイレージ給与が、産肉性及び屠肉性に及ぼす影響を検討した結果、籾のグレインサイレージは、原物で代替率60%程度までならば、濃厚飼料の代替として十分利用できることがわかった。
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