研究課題/領域番号 |
60860023
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研究種目 |
試験研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
農業土木
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研究機関 | 東京農工大学 |
研究代表者 |
穴瀬 真 農工大, 農学部, 教授 (80015619)
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研究分担者 |
矢橋 晨吾 千葉大学, 園芸学部, 助教授 (10015654)
中曽根 英雄 前橋工業短期大学, 助教授 (70015783)
加藤 誠 東京農工大学, 農学部, 助手 (50015096)
船田 周 東京農工大学, 大学院連合農学研究科, 教授 (10036270)
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研究期間 (年度) |
1985 – 1986
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キーワード | 農道 / 路線選定 / プログラミング手法 |
研究概要 |
これまで道路の路線選定でペーパーロケーションの作業を大型電算機に処理させる研究を行ってきた。咋年度からの本研究ではこれをさらに進めて、これらの作業をパソコンに代替させることで、より低コストで手軽に路線選定作業を行うことを目的として研究を行った。 パソコンを導入することで周辺機器との連動によって、データの作成、路線選定計算の電算処理から電算処理結果の出力までが、一連の作業体系として行うことが可能となった。すなわち、データの作成、入力、出力などの迅速化、図化などが簡単に行えるようになった。 本年度はさらに、モデル実験を行うことにより路線選定プログラムの精度などを検討することで、その適用性を見出し、また実際の現場で収集した多くの例についてテストランを行った。その計算路線と実施計画路線との対比によって路線選定手法の実用性を検討した結果、ほぼ同様な路線となって、本手法の実用性を見出すことができた。さらに,パソコンならびにその周辺機器の機能をフルに活用することで、選定路線の概要を容易にかつビジュアルに把握することが可能であることが確認された。 以上のことから、研究結果としてパソコンでの路線選定の所要範囲の精度内での実用性、データ作成から結果出力までの一連作業体系の確立等から、手近で手軽な対話形式による電算処理が可能であることが証明された。本研究は特に、傾斜地を含んだ開墾地などでの道路の路線選定において現場(事業所あるいは事務所等)で迅速に計画検討することができ、手法としては、有効であると考えられる。 パソコン導入にあたっては、その容量の問題等様々な問題点が残されているが、今後より充実したソフト・ハード面での開発により解決していきたい。
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