研究課題/領域番号 |
60870039
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研究機関 | 名古屋市立大学 |
研究代表者 |
松尾 導昌 名古屋市大, 医学部, 助教授 (90093533)
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研究分担者 |
河野 通雄 神戸大学, 医学部, 教授 (60030938)
田内 胤泰 名古屋市立大学, 医学部, 助手 (10154725)
丹羽 幸吉 名古屋市立大学, 医学部, 助手 (30172737)
伴野 辰雄 名古屋市立大学, 医学部, 講師 (50117850)
三村 三喜男 名古屋市立大学, 医学部, 講師 (70128677)
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キーワード | MRI / 呼吸同期 / 呼吸性移動 / air jacket |
研究概要 |
胸部のMR画像において、呼吸ならびに心拍によるMotion・Artifacftの軽減効果を検討するために以下の実験をおこなった。 [実験1](1)cardiac triggeringもrespirafory triggeringも施行しないcontrol. (2)cardiac triggeringのみ施行 (3)空気圧センサーを用いたrespiratory triggeringのみ施行 (4)cardiac triggeringとrespiratory triggeringとを併用 [実験2](1)control (2)cardiac triggeringのみ施行 (3)空気圧センサーを用いたrespiratory gatingのみ施行 (4)cardiac triggeringとrespiratory gatingとを併用 上記[1][2]の実験において、cardiac triggeringによりMotion Artifactの軽減は著明であったが、respiratory triggeringにおいても、respiratorygafingにおいても、呼吸性移動によるMotion trtifactの軽減には、ほとんど寄与しないことが判明した。それ故、胸壁、横隔膜、縦隔の動きを根本的に解明する必要性を感じ、そのsoft wareを開発中である。また、air jacketを用いたrespiratory gatingでも種々工夫は試みているが、本質的には上記実験結果と大差なく、cardiac triggeringを施行してMeasure-ments回数を増やすことが画質改善への最短距離という皮肉な結果を得ている。以后、air jacketに種々の工夫をこらしていくと同時にrespiratorygating法そのものに対する根本的な解決も検討していく予定である。
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