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1986 年度 実績報告書

高周波封じ込め機構を利用したリシウム同位体分離

研究課題

研究課題/領域番号 60880002
研究機関名古屋大学

研究代表者

足立 圭三  名大, プラズマ研究所, 助教授 (30023716)

研究分担者 佐久間 洋一  名古屋大学, プラズマ研究所, 助教授 (30133119)
羽鳥 尹承  名古屋大学, プラズマ研究所, 助教授 (80023729)
西村 清彦  名古屋大学, プラズマ研究所, 助手 (00180638)
熊澤 隆平  名古屋大学, プラズマ研究所, 助手 (70109354)
佐藤 照幸  名古屋大学, プラズマ研究所, 教授 (70023702)
キーワード高周波封じ込め / 選択的プラグ / 同位体分離
研究概要

60年度は、Qマシンとしてのプラズマ生成までを行った。以下にその主要項目について記す。
1.冷却系を運転し、眞空容器を-30゜Cまで冷却することができた。熱陰極板を加熱した時も、熱板附近の容器温度が上昇するだけで、冷却系の運転には支障がなかった。
2.熱板のボンバードは、ヒータ電流42Aで、電子ビーム電流2A、加速電圧2KVで安定に行うことができた。このとき熱板の表面温度は最高約1700゜Cに達した。
3.リシウムオーブンおよび、リシウム蒸気導管を眞空容器に組み込んでそれぞれ800゜Cまで加熱することができた。
4.プラズマの密度・温度の空間分布を測定するための駆動機構附きエミッシププローブ系を眞空容器にとりつけた。
5.以上の諸設備(および、排気系、磁場コイル)を総合運転して密度約【10^9】【cm^(-3)】のリシウムプラズマを生成した。プラズマの全半値幅は一〓磁場中で3cmであった。
6.リシウムの同位体【^6Li】と【^7Li】の存在比を測定するための質量分析器の単体試験を行った。
7.高周波発振器は単体試験済みであり、高周波電極は設計中である。
8.プラズマの密度を高めるため、現在使用中のタングステン熱板の上にレニウムの薄板を貼り合わせる予定で、タングステンとレニウムの試験片を電子ビーム溶接する準備を行っている。

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公開日: 1988-11-08   更新日: 2016-04-21  

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