研究課題/領域番号 |
60880005
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
猪瀬 博 東大, 国立大学(その他), 教授 (70010618)
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研究分担者 |
浅野 正一郎 学術情報センター, 助教授 (50092119)
宮澤 彰 学術情報センター, 助教授 (80099928)
大山 敬三 学術情報センター, 助手 (90177022)
橋爪 宏達 学術情報センター, 助教授 (40172853)
安達 淳 学術情報センター, 助教授 (80143551)
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キーワード | ワークステーション / X.25 / プロトコル / 学術情報システム / 図書館ネットワーク / X.28 / LAN / VTSS / イーサネット / UNIX |
研究概要 |
研究の第2年度として、本年度は60年度開発のシステムを実用レベルまで高め、さらに端末側計算機システムを導入し、各種の応用ソフトウェアについて検討を行ない、第3年次計画へ継続させている。 60年度には学術情報システムの図書館ネトワークで使用するX25、X28準拠のVTSS方式のプロトコル仕様作成とセンター側ソフトウェアを作成した。61年度はまずこの方式の端末ソフトウェアを実用に耐え得るまでに高めた。基本OSとしてはUNIXを用い、漢字端末を用いた、構造エディタ型スクリーン・インタフェースを実現し、同時に漢字外字や拡張文字のダイナミック・フォント・ローディング機能をも含めている。VTSS方式の仕様は、製造会社側に対して公開し、現在5機種の端末システム上で稼動あるいは開発中である。この過程でプロトコル仕様の改訂を細かく行なって完成度を高め、印刷を行なっている。メーカ作成の端末システムについては、プロトコル検証・動作実験を行ない、さらに性能測定を行なって性能の向上をはかり、より実用的なソフトウェアとなるようにメーカと協同作業を行った。 以上と並行して、導入した端末計算機(ワークステーション)をイーサネットを用いてセンター内の計算機資源をつないでLANを構成し、VTSS方式ソフトウェアの移植ならびにウインドーやマウスを使用した利用者インターフェースにまで高度化する計画を立案し始めた。画像を含めた情報サービスに適合させるためのプロトコル方式についても検討を開始した。ビットマップディスプレー上の画像表示、ファクシミリとの統合システム等を考慮して、electronic document deliveryへの応用として検討を進めている。さらにLANと広域網との間のインターフェースのとり方についても62年度へ継続させて仕様を固めつつある。
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