| 研究概要 |
がん特別研究は、がんの予防,診断,治療の基礎となる発癌,癌生物学及び癌治療に関する研究を重点的に実施し、成果をあげ、もって社会の要請に応えることを目標としている。この目標を達成するため、総括班はがん特別研究を計画し、運営し、評価を行ない総括的機関の役目を果たした。
本年度の総括班の成果は以下の如くである。
1.昭和61年度成立の212班(がん特【I】 101班、がん特【II】 111班)及び若い研究者46名の運営と総括を行なった。
2.年6回総括班会議を開き研究班の計画・運営・評価を行なった。
3.特別委員会4、将来検討班5を計画し、これを運営した。
4.昭和62年度の計画研究8班を計画した。
5.昭和62年度の重点研究10課題を選定した。
6.班長会議(第1回昭和61年6月30日、第2回昭和62年2月3日)を行ない、癌研究の新しい方向、研究者の要望等につき討議した。
7.がん特別研究の成果を発表し討議する公開シンポジウムを昭和62年2月2、3日の両日開催した。また、ミニシンポジウムを昭和61年12月19日広島市で開催した。
8.研究技術交換等ため班員3名の国内派遣を行なった。
9.年度初めに、「昭和61年度文部省がん特別研究組織」を、年度末には「文部省がん特別研究報告集録」を編集、印刷し、全員に配布した。
10.留保金解除に伴い緊急重点配分を5機関に行なった。
11.「がん特ニュース」(別冊2部を含む)を年4回全班員、関係者に配布し、研究連絡伝達を密にした。
12.一般向け小冊子「がん研究は、いま」を編集し、広く配布した。
13.「遺伝子研究のための実験動物の開発」の研究を行なった。
14.「AIDSの成因と病態」の研究を行なった。
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