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1986 年度 実績報告書

高エネルギ-植物の研究

研究課題

研究課題/領域番号 61040014
研究機関東京大学

研究代表者

玖村 敦彦  東大, 農学部, 教授 (80011823)

研究分担者 宮地 重遠  東京大学, 応微研, 教授 (40013312)
武田 友四郎  九州大学, 農学部, 元教授 (70038157)
西村 弘行  北海道大学, 農学部, 助手 (40002068)
キーワード高エネルギ-植物 / 石油代替資源 / 石油植物 / 発〓資源 / 水素発生
研究概要

石油代替資源となる各種植物の生産性、高エネルギ-成分の生産に関与する条件、副産物利用による経済性向上の方途につき研究し、以下の点を明らかにした。
1石油植物・油脂植物 レモンユ-カリの低コストクロ-ンの作成法を考案しその生産性を検討した。多数のユ-ホルビア属植物につきカルスを誘導・増殖し高エネルギ-物質の抽出を行い特徴を比較した。ユ-カリ属植物から各種イソプレノイドを抽出し固定した。ユ-ホルビアとニンジン並びに月見草間の融合細胞から生じたカルスの再分化に成功した。
2デンプン作物・飼料作物(発〓資源としての)根菜類は穀類に比べエネルギ-の産出/投入比が高く収量の安定性もすぐれていた。甘藷で、茎葉のメタン発〓利用によるエネルギ-自給型アルコ-ル生産システムで系から取り出し得るエネルギ-は、沖縄では植え付け後157日目で最大となり、7627Kcal/【m^2】であった。ネピアグラスの10a当り収量として最大7トン(沖縄)の値が得られた。荒地を利用したバイオマス生産に適すると思われるテオシント、メキシコヤナギ、キクイモの系統が選抜された。
3微細藻類 Trichodesmiumは好気的条件下でN固定能力を持ち、硅藻中には約20%(対乾物)の脂質蓄積能を持つものがあること、クロレラのバイオマス生産は太陽光の長波長部紫外線により抑制されること、炭水化物の蓄積に効果的な方法は培地のN濃度を低下であることが分かった。各種海産藻類の脂質蓄積能力を比較した結果pavlava lvtheriが約65%(対乾物)に達する蓄積能を示すこと、Botryococcusの生産性の高い系統は12トン/ha1年に達する晴水素発生能を持ち、光合成細菌と混合培養するとさらに発生量を向上させ得ることが分かった。

  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 野瀬昭博: 南方資源利用研究会誌. 2. 13-20 (1986)

  • [文献書誌] 高橋清: 日本作物学会紀事. 55. 262-263 (1986)

  • [文献書誌] Takahashi,K.: Plant Cell physiol.

  • [文献書誌] Ohki,K.: Marine Biol.91. 9-13 (1986)

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公開日: 1988-11-09   更新日: 2016-04-21  

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