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1986 年度 実績報告書

多元知識情報の知的処理と統合化に関する総括的研究

研究課題

研究課題/領域番号 61102004
研究機関名古屋大学

研究代表者

福村 晃夫  名大, 工学部, 教授 (60022985)

研究分担者 野口 正一  東北大学, 電気通信研究所, 教授 (80006220)
志村 正道  東京工業大学, 工学部, 教授 (30029409)
大須賀 節雄  東京大学, 工学部, 教授 (10013640)
辻 三郎  大阪大学, 基礎工学部, 教授 (60029527)
キーワード知識情報処理 / 知識型研究 / 思考型研究 / 研究目標達成度
研究概要

例年どおり、A,B,C,D各班ごとの研究情報の交換と討論の会を実施し、さらに、昭和61年9月25日,26日の両日にわたり、研究発表を含む全体集会を開催した。本年度は、とくに最終年度であるので、各班の分担研究者による研究内容の推移の傾向と、目標の達成度の調査を行った。
(1)研究内容 研究内容の分類カテゴリーとして思考型と知識型の二極端を設け、各分担者ごとに、研究内容がこれら二つのカテゴリーによってどのように表現できるかを調査した。結果は次のとおりである。
A班:全般的に知識型、つまり、入力情報の解析・蓄積の型をベースにしており、これに思考型の内容を附加していくという、内容パターンである。ほぼ純粋に知識型であるものから、両型を同時にもつもの(推論型移動ロボットの研究など)までの間にわたって、各分担者の研究内容の色彩は、ほぼ連続的に推移している。
B班:分担課題からの当然の帰結として知識型が基本であるが、推論系までを含めた総合的システムを扱うものまで、各分担者の研究内容は、A班同様、ほぼ連続に変化している。
C班:当然のこととして、この班における研究は思考型を基底としているが、学習過程の研究を行う分担者のように、知識型の色彩も強いものもある。これらの型の間の分担者による変化も、ほぼ連続である。
D班:システム構成の研究者が主体であるので、推論型の研究が大勢を占めているが、データベースの分散協調的制御の研究のように、一部知識型に属するものや、推論,知識型の中間の位置にある研究も若干ある。
(2)目標の達成度 平均的に見て、約75%の達成度を得たと考えられる。以上により、本特定研究は、我国の大学研究者による知識情報処理研究の推進に多大の寄与をしたと考えられる。

  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] MaanAmmar: Proceedings of the Eighth International Conference on Pattern Recognition. 566-569 (1986)

  • [文献書誌] SaburoTsuji: Proceedings of the Eighth International Conference on Pattern Recognition. 1103-1106 (1986)

  • [文献書誌] 大須賀節雄: 電子通信学会論文誌. J69-D. 1009-1024 (1986)

  • [文献書誌] 柳吉洙: 人工知能学会誌. 1. 93-100 (1986)

  • [文献書誌] Norio Shiratori: Proceedings of the Regional Symposium on Computer Science and Its Applications. 37/1-37/20 (1987)

  • [文献書誌] 特定研究「多元知識情報」総括班: "多元知識情報の知的処理と統合化に関する研究昭和61年度報告集(1),(2)" 特定研究「多元知識情報」総括班, 1092 (1987)

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公開日: 1988-11-09   更新日: 2016-04-21  

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