研究課題
総括班は、本特定研究の立案、各柱間の交流、及び成果の総括を行う。この目的に沿って、各年度毎に3回ないし4回の総括班会議において班活動と研究成果のまとめをそれぞれの中心課題として討議を行った。昭和60年度の研究成果の評価のため、61年6月24日に評議委員会を開催し豊島総括班長より進渉状況の説明と資料の提出を行った。全体として、よく進んでいることは分るが、代表として話されない個々の研究活動も評価対象に加えた方がよいとの意見があり、61年度の研究代表者会議は、全評価委員、総括班員を招待して各代表者より進渉状況の報告を行うこととした。9月24、25日の2日にわたり、研究代表者会議が開催され、研究成果の発表と活発な討論がなされた。又毎年2月には「がん特」を中心とした合同シンポジウムに参加し、発表、討論を行っている。62年3月20には、対がん10カ年総合戦略の一環として、厚生省・科学技術庁の研究班と合同で3年間の進渉状況報告と各分野の代表によるシンポジウムが計画されている。研究支援活動としては、引続きオリゴヌクレオチドの供給を行っている。又61年12月19、20日の2日間、東京大学医科学研究所遺伝子解析施設と共催で、オリゴヌクレオチドの利用を中心としたDNA研究技術の公開セミナーと講習会を開催し、多数の参加を得た。出版としては、がんバイオサイエンスニュース各年度1〜3号を発行し、61-3号を編集中である。又年度末には、年度研究成果をまとめて発行している。
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