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1986 年度 実績報告書

細胞膜電位活動の光学的リアルタイム多チャンネル測定システム

研究課題

研究課題/領域番号 61221004
研究機関東京医科歯科大学

研究代表者

神野 耕太郎  医科歯科大, 医学部, 教授 (40025630)

研究分担者 酒井 哲郎  東京医科歯科大学, 医学部, 助手 (40153845)
廣田 秋彦  東京医科歯科大学, 医学部, 助手 (50156717)
キーワード活動電位 / 光学的多チャンネル測定システム / フォトダイオードマトリックスアレイ
研究概要

多数個の細胞とか多数ケ所の部位から活動電位を同時記録するための装置(multiple-site optical recording system)の開発,試作を進めた。
光学系には大型の光学顕微鏡(Olympus Vanox,model AHB-LB-I)を用いている。干渉フィルタによって準単色光にした光源からの光で、載物台上のチエンバに固定された試料を照射し、拡大された実像画からフォトダイオードで試料からの透過光(吸光)の変化を検出する。光源にはタングステン・ハロゲンランプ(JC-24V-300W,Kondo-Sylvania Ltd.)を用い、直流安定化電源で駆動する。検光器としては、初期の段階ではSingle elementのフォトダイオードが用いられたが、現在では100個あるいは144個のフォトダイオードを10×10あるいは12×12のマトリックス型に並べて作られたディテクタ(matrix array type photodiodes,MD100 or MD144)を用いている。これに100〜144個のI-Vコンバータを連結し、そこから電気信号(outputs)を100〜144個のアンプリファイアによって増幅して、まず多チャンネルレコーディングシステムに記録する。レコーディングシステムとしては、PCMデータレコーディングシステムRP-890シリーズ(NF回路設計ブロック)を用いている。これはメインプロセッサ,I/0プロセッサ,ウエーブメモリおよびカセット式VTRから構成されている。I/0プロセッサでアナログ信号はディジタル信号に変換され、メインプロセッサに入りここでさらにビデオ信号に変換されて記録される。記録された信号はコンピュータへ転送され、シグナルの表示,解析を行うことができる。

  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] Komuro,H.;Sakai,T.;Hirota,A.;Kamino,K.: Japanese Journal of Physiology. 36. 123-137 (1986)

  • [文献書誌] Hirota,A.;Kamino,K.;Komuro,H.;Sakai,T.: Journal of Physiology(London). 383. 711-728 (1987)

  • [文献書誌] Sakai,T;Komuro,H.;Hirota,A.;Kamino,K.: Journal Physiology Society of Japan. 48. 343 (1986)

  • [文献書誌] Komuro,H.;Hirota,A.;Sakai,T.;Kamino,K.: Journal of Japanese Physiological Society. 49. (1987)

  • [文献書誌] Momose,Y.;Komuro,H.;Sakai,T.;Kamino,K.: Journal of Japanese Physiological Society. 49. (1987)

  • [文献書誌] 神野耕太郎,廣田秋彦,酒井哲郎,小室仁: 生物物理. 26. 138-143 (1986)

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公開日: 1988-11-10   更新日: 2016-04-21  

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