研究課題/領域番号 |
61301020
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
盛山 和夫 東大, 文学部, 助教授 (50113577)
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研究分担者 |
鹿又 伸夫 久留米大学, 商学部, 専任講師 (30204598)
小島 秀夫 茨城大学, 教育学部, 助教授 (50111349)
白倉 幸男 北海道大学, 文学部, 助教授 (20135643)
井上 寛 島根大学, 法文学部, 助教授 (10037004)
原 純輔 横浜国立大学, 教育学部, 助教授 (90018036)
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キーワード | 社会移動 / ログリニア・モデル / EVENT HISTORY分析 / コンピュータ・プログラム |
研究概要 |
本年度は6月と2月の2回、東京で研究会を開いて、意見交換をするとともに、各自の研究を報告し会って討議した。また、パーソナル・コンピュータを購入して、パソコン用プログラムの開発に着手した。 本研究が主要なねらいとするEVENT HISTORY分析については、その論理の解明が終了するとともに、そのほとんどの個別モデルが統計パッケージSASの中で適用できることが明らかになった。このほか、統計パッケージとしては、SPSSX,GLIM,MILSなどの使用上の問題について研究した。具体的には、各研究者別に次のような成果を生んでいる。 1.盛山は、Event History分析における多重状態への移動の問題が通常の分析法の枠内で解けることを明らかにした。また、通常の職歴データをEvent History分析にかけるためのデータセット作成のためのプログラムを開発した。 2.原は、社会移動データのデータセットを容易に修正できるプログラムを開発した。 3.鹿又は、ログリニア・モデル分析のためのパソコン用プログラムを開発した。 4.小島は、GLIMを複雑なログリニア・モデルのために使用する方法を明らかにした。 5.都築は、SASを用いてデータを変換してEvent History分析を行う方法を開発した。 この他、白倉、宮野のほか、研究協力者である佐藤、野呂、岩本の研究成果もある。 以上の結果は、中間報告書の中に報告されている。
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