研究課題/領域番号 |
61301042
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研究種目 |
総合研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
日本史
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研究機関 | 駒沢大学 |
研究代表者 |
所 理喜夫 駒沢大学, 文学部, 教授 (30052418)
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研究分担者 |
吉原 健一郎 成城大学, 文芸学部, 助教授 (70166990)
宮本 袈裟雄 武蔵大学, 人文学部, 教授 (40015889)
広瀬 良弘 駒沢大学, 文学部, 講師 (20199128)
葉貫 磨哉 駒沢大学, 文学部, 教授 (50052444)
杉山 博 駒沢大学, 文学部, 教授 (00013235)
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研究期間 (年度) |
1986 – 1988
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キーワード | 近世国家の成立過程 / 徳川将軍権力 / 幕藩制国家 / 徳川政権の権力構造 / 初期徳川氏の検地と農民支配 |
研究概要 |
この研究は、三河山間部の小領主から、戦国大名・豊臣大名を経て、幕藩制国家二近世国家を創出するまでの、徳川将軍権力の発展過程を追求しようとしたものである。その研究対象とする期間は、15世紀から17世紀の間である。まず第一に、可能な限り中世から戦国期の三河関係古文書を収集する一方、『徳川実紀』『寛政重修諸家譜』等を分析して、中世から近世前期の徳川将軍家の宗派や家臣団の構造を明らかにし、第二に、この時期の基礎構造を、(1)関東地方の水戸・東海村地域と神奈川県横浜市港北区、(2)愛知県岡崎市、新城市周辺、(3)滋賀県野洲郡中主町安治区周辺を中心として明らかにしようとした。第一点については、大学の研究費でリースしたNECPC-980IVXに入力しつつある。いずれ本格的な報告書は公刊されるので、科学研究費実績報告書には、次の三点に関する研究成果の要約を収載した。 1.戦国期の松平・徳川氏の宗派と寺院政策の研究-研究分担者葉貫磨哉・久保田真継・広瀬良弘各氏の成果(上記第一点に関する研究) 2.江戸時代前期の武蔵国都築郡勝田村(横浜市港北区)の研究-研究協力者小高昭一・並木克央・中野達哉各氏の成果(上記第二点の(1)に関する研究) 3.中世末期から近世前期にかけての近江国野洲郡安治村区有文書の目録とその研究-研究分担者鈴木(宮島)敦子・宮本袈裟雄両氏および研究協力者粟野俊之氏の成果(上記第二点の(3)に関する研究)、なお、安治区有文書目録は駒沢大学織田信長研究会が過去10年をかけて文書を整理し、仮目録を作成してきたが、それを全研究分担者・研究協力者の手によって補訂したものである。本格的研究報告書は平成二年度に吉川弘文館より公刊する。
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