研究課題/領域番号 |
61301045
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研究機関 | 中央大学 |
研究代表者 |
池田 雄一 中央大, 文学部, 教授 (20055172)
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研究分担者 |
井上 秀雄 東北大学, 文学部, 教授 (10091654)
菊地 英夫 北海道大学, 文学部, 教授 (10020314)
谷川 道雄 京都大学, 文学部, 教授 (90022342)
池田 温 東京大学, 東洋文化研究所, 教授 (90000570)
堀 敏一 明治大学, 文学部, 教授 (60061727)
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キーワード | 臨し / 長安 / 洛陽 / 開封 / 蘇州 / 北京 / 城坊 / 清明上河図 |
研究概要 |
昭和61年度は、本年度の研究実施計画に沿って先秦時代から明清にかけての各時代にわたり、中国都市関係資料の蒐集と分析とを行い、隨時意見の交換を重ねたが、この間、7月12日から3泊で全体会を持ち、研究分担者である谷川道雄氏の「両魏斉周時代の覇府と王都」,井上秀雄氏の「中国・朝鮮・日本の城郭の都市機能の比較文化論的研究」,妹尾達彦氏の「唐代両京官人居住考」,の研究成果の発表をえたほか、研究協力者としての中村治兵衛氏の「唐宋時代の一都市二県制,都市行政の一問題」の研究報告をえ、南北朝から宋代にかけての都市問題を中心に、日本・朝鮮との関りをも検討しつつ、研究課題の深化をはかった。また11月8日にも全体会を開き、各研究分担者による研究情況の報告をもとに、それぞれの役割分担をふまえての課題の総合化に務めるとともに、10月から11月にかけて中国の歴史学会に参加した本研究分担者の布目潮ふう・妹尾達彦の両氏より中国側研究者との情報交換についての報告が行われた。さらに12月1日には、来日中の中国社会科学院歴史研究所の黄烈氏と本研究分担者との意見交換を行った。 本年度は、総合研究の第一年次に当るが、ほぼ当初の研究計画を実施しえたと考える。
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