研究分担者 |
小林 謙一 奈良国立文化戝研究所, 埋文センター, 研究員 (70110088)
古瀬 清秀 広島大学, 文学部, 助手 (70136018)
渡辺 貞幸 島根大学, 法文学部, 助教授
甘粕 健 新潟大学, 人文学部, 教授 (90114991)
新納 泉 岡山大学, 文学部, 助手 (20172611)
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研究概要 |
1.研究実施計画にもとづき, 昭和62年度重点地域の前方後円墳 (前方後方墳および帆立貝形古墳をふくむ) の, 立地・墳丘・埴輪・内部構造・副葬品等の諸要素の調査研究に基づく編年的研究及び分布研究をおこなった. すなはち, 九州いおにては主に福岡県・大分県, 四国地方においては主に愛媛県, 静岡県,中国地方においては鳥取県・広島県・近畿地方においては主に京都府・兵庫県, 中部地方においては主に愛知県, 関東地方においては主に栃木県, 群馬県, 東北地方においては主に宮城県について, 以上の研究の成果をカード化し, その規模・構造出土遺物について統計・図表を作成しつつある. 2.研究の遂行のため, 研究代表者と研究分担者は二回にわたり岡山大学文学部に集り, 成果の交換および討議をおこなった. 3.また国土地理院発行の二万五千分の一地図を使用し, 河川れ系ないし平野ごとに前方後円墳(前方後方墳などを含む)の位置を記入し, 政治的単位地域を設定し, 各地域勢力の消長を把握し, 政治的動向を考究する基礎的資料を作成しつつある.
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