研究概要 |
調査(アンケート)は,この種のものとしては珍しいほど有効回答を多く得た. それにもとづいて全員で整理を始めたが,せっかくの資料を1回で使い切らず後日も利用可能にしようという提案があり,橋本・新美を中心にコンピューター入力を行なった. そのための作業で,アンケートの整理・分析は全員に担当を割り当てる所で,一応1月段階の作業を終わった. 年度末ぎりぎり日が取れたら,中間的な問題点の交換を行なう. ざっと当ってみた結果をまとめると,従来の調査にはない興味ある成果になるのではないか,というのが参加者の意見をまとめた結論となる. フランス法および日本法の成立過程は,原稿がぼつぼつ個別的に出されつつある. 上記2種の作業を踏まえた制度論の研究は,代表者と主要分担者の協議をもとに「抵当権と従物」「物上代位」「共同抵当」「短期賃貸借」等15のテーマを作り,代表的な担待法学者の中堅とに研究を依頼し,海外出張予定者1人を除く会員の承諾を得た.
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