研究課題/領域番号 |
61301090
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研究機関 | 東京学芸大学 |
研究代表者 |
稲森 潤 東京学芸大学, 教育学部・(名誉教授) (80014645)
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研究分担者 |
渡辺 隆 上越教育大学, 教育学部, 教授 (00037269)
利安 義雄 大阪府科学教育センター, 主任研究員 (90125253)
平山 勝美 立教大学, 一般教育部, 教授 (80062503)
水山 高幸 聖徳学園岐阜教育大学, 教授 (00027640)
氏家 宏 琉球大学, 理学部, 教授 (60000113)
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キーワード | 指導法 / 地学教育 / インターアクション / 自然界 / リーダーシップ / 琵琶湖 / 塩 |
研究概要 |
本年度の研究は、3年間のまとめに重点がおかれた。(分担者会議、東京2回、研究連絡会議、大阪3回、松本1回、岐阜2回) 1.指導については、地学教育システム(稲森 潤、1977年提案)に基き、生徒と先生の間のインターアクションとして位置づけた。それにより、指導をより広く、より自由に検討することができるようになった。インターアクションの内容として、情報、リーダーシップ、発見を取上げた。 (1) 情報:生徒の活動を援助することに重点が置かれ、生徒から先生に流れる情報として、生徒の琵琶湖に関する関心のアンケート調査が実施された。なお、生徒と先生の間のインターアクションのにはインターフェースの役目も果していることが指摘された。 (2) リーダーシップ:これまで、学校教育の研究にリーダーシップを取上げた例はほとんどない。地学教育はその性格上グループ活動が多くリーダーシップによる影響の大きいことが指摘され、内容として核効果などが検討された。 (3) 発見:インターアクションに指向性があるとするならば、地学教育では発見としての活動になることが検討された。 2.先生と生徒の間、先生と学術情報の間には、情報が流れるように何等かのインターフェースの開発が必要であり、テーマ別に調査、検討が行われた。(岩手県立博物館、長野市立博物館) 3.地学分野のテーマを選ぶための視点として、5つの視点をまとめた。テーマの選定は、本研究のテーマのように、視点の組合せとしてできることを指摘した。(分担者会議) 4.報告書は、本論、各論、付録とし、本論のまとめは稲森が行った。付録には、61、62年度の報告書を資料として付けた。(300部印刷)
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