研究分担者 |
若松 謙一 岐阜大学, 工業短期大学部, 教授 (30021801)
井上 允 東京大学, 東京天文台, 助手 (10151622)
高原 文郎 東京大学, 東京天文台, 助手 (20154891)
祖父江 義明 東京大学, 理学部, 助教授 (10022667)
土佐 誠 東北大学, 理学部, 助教授 (50022728)
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研究概要 |
1.活動的銀河(セイファート銀河, Blazars, KUG・KUV天体)の分光測光, 偏光・偏波観測を精力的に進めた. OJ287で偏光と偏波の位置角に同時に急激な変動があることをみつけた. しかしNGC4151のモニター観測の結果からは顕著な変光は見られなかった. さらにBlazarsの統計的な研究を進めた. またKUG天体の多くは, 大きなHII領域をもったスターバースト銀河であることが明らかになった. 2.衝突銀河や近接銀河の分析により, 銀河相互作用が銀河中心領域において星生成を引き起こしていることを明らかにした. 3.回転円盤の収縮に伴う力学的過程をMHDを用いて数値計算し, ヘリカルにねじれた磁場によって加速された粒子が揃い, 双極ジェットが形成されることがわかった. 銀河中心核のスターバーストに伴って生成された連続的な激しいガス運動により, 双極的なガスの流れが形成されることを明らかにした. 中心核における電子-陽電子対生成や硬X線放射に結びついている担対論的なプラズマの時間変動について理論的に調べた. 4.軸及び非軸対称な大局的銀河磁場構造について, 一般化したダイナモ方程式をもとに調べた. 銀河中心部の磁場は, 原始銀河に凍結した宇宙磁場が, 銀河の収縮とともに中心部に集まったとして説明できる. 5.ミリ波VLBI及びスペースVLBIに初めて成功し, かってない高角度分解能の観測が実現し, 今後中心核の解明に大きな期待が持てるようになった. 6.統計的な研究を進めるため, 銀河及び系外電波源に関する機械す読のデータベースを作製した. またIRASデータベースを銀河や電波源との同定ができるよう改良した.
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