研究分担者 |
松井 剛一 筑波大学, 構造工学系, 助教授 (80029496)
深野 徹 九州大学, 工学部, 教授 (60037968)
土方 邦夫 東京工業大学, 工学部, 教授 (60016582)
芹沢 昭示 京都大学, 工学部, 助教授 (10027146)
坂口 忠司 神戸大学, 工学部, 教授 (50031076)
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研究概要 |
気液二相流動現象の体系化を目的として本年度は以下のことを行った. 1. 情報収集 気液二相流動現象に関して, 昨年度までに集められなかった最新の論文とレポートを収集した. 2. 評価・総合 昨年度に内容によって論文とレポートを13の大項目に分類した. 論文等に提出されている相関式, 相関図, 実験データを評価して, 論文等の位置づけを明確にする調査研究を上記の項目の半分について昨年度終了した. 引き続いて, 本年度は残りの項目について同様のことを行った. 評価の終了後, 全項目を通じて統一的観点から内容を整理し直し総合して, 共通で重要な概念と諸現象の位置づけを明らかにした. これらに基づいて, 現象, 相関式, 相関図, モデルの解説を行った第1次次原稿を作成した. 第1次原稿の中では, 最近の研究の進展状況も明らかにするようにしてある. しかし, 全体の表現, 用語の統一作業が残っており, 最終報告書は少し遅れる予定である. 3. 出版 本研究で参考にした相関式, 相関図, 実験値, モデルの中で有用と判断されたものに限っても膨大であり, 最終報告書で十分記述できないものが出てきている. しかし本研究の体系化は大学院学生, 技術者, 研究者にとって有用とみなせるので, 記述のより詳細な工学技術資料集を出版予定である. このため大学院学生, 技術者に理解し易くするよう専問用語の表現を平易にし, 相関式, 相関図, モデルについては, 使用する立場に立って書き直して出版用の第1次原稿の作成を終了した. 今後, 1,2年中に出版される予定である.
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