研究分担者 |
清水 秀明 工業技術院, 電子技術総合研究所, 主任研究官
永野 俊 工業技術院, 電子技術総合研究所, 主任研究官
淀川 英司 ATR視聴覚機構研究所, 社長
福島 邦彦 日本放送協会, 放送技術研究所, 主任研究員 (90218909)
大西 昇 名古屋大学, 工学部, 講師 (70185338)
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研究概要 |
8月28-30日に第1回の研究会を行なった。発表34件,参加者68と、きわめて盛況であった。NHK田中啓治氏による立体視の神経機構に関する総説、同じくNHK三宅誠氏による、米國における神経情報科学研究の動向-Neural Networks for Computing会議に出席して-,北大安西祐一郎氏の認知心理学の話題からと題する総説のほか、一般講演が行なわれ、活発な討議がかわされた。三宅誠氏の講演は、最近とみに高まってきた米國におけるニューラルコンピューティングの動向を批判をまじえて紹介したものである。参加者のなかには外国人Edaer K【O!‥】rner氏のほか、この種の会にはやゞ珍らしく、日本電気,富士ゼロックス,三菱重工といったメーカーからの参加があった。ともあれ、発表件数が多すぎて、深夜におよんでも、十分な討議をつくせないという状況であった。そこで1月31-2月1日の第2回の研究会ではテーマを紋って、十分な討論を行えるよう配慮した。最初の講演は、東京都臨床研の神沼二貞氏により、生命科学とコンピュータとの接点-タン白質の構造からバイオコンピュータまで-、と題して行われた。ついで、最近話題のコネクショニスト・モデルの現状について、MITプレスの"Parallel Distributed Processing"Vo1.1&2の紹介が、安西,斉藤(秀),永野,平井,三宅の諸氏によりなされた。また、自由討論「記憶と並列処理」が東大甘利氏の司会により行われた。さらに、NHK田中氏による注意と感覚情報に関するサーベイ,新技術開発事業団 田氏によるサーベイ,物理学者の連想記憶モデル 発表された。参加者は30名であった。なお、第3回の研究会を、一般講演を中心に、3月30日に開催する予定である。
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