研究課題/領域番号 |
61302054
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
西岡 隆 筑大, 構造工学系, 助教授 (30011141)
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研究分担者 |
渡辺 英一 京都大学, 工学部土木工学科, 教授 (30026174)
林 正 長岡技術科学大学, 建設系, 教授 (40029145)
川口 昌宏 日本大学, 理工学部交通土木工学科, 教授 (00059396)
石川 信隆 防衛大学校, 土木工学教室, 教授
阿井 正博 法政大学, 工学部土木工学科, 助教授 (70105857)
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キーワード | 構造力学 / 教育 / カリキュラム / コンピュータ |
研究概要 |
最近の計算機の発達によって学問周辺技術の進歩は著しい。本研究はこれらの周辺技術を構造力学理論に組み込み、新しい構造力学の体系を模索して大学高等教育に反映させることを目的としといる。 61年度は以下の4つのテーマに関して研究会形式で作業を進めた。 1)大学学部、大学院で行われている構造力学の教育の現状土木工学の学部、大学院教育をおこなっている全国69大学を対象に、アンケート調査を実施し、カリキュラムにおける構造力学教育の現状、構造力学関連科目の内容把握、コンピュータ教育との関連、構造力学の教育上の問題点を抽出した。また、この調査結果を報告書にとりまとめて、各大学に還元した。 2)構造力学理論の根幹をなす骨組理論の現状の把握と問題点の整理微小変位理論、有限変位理論、座屈理論の教育における位置付け及び教育のあり方について、各分担者の報告をもとに審議した。コンピュータを用いた教値計算技術の教育を無視して、これらの教育はあり得ないが、教育に要する単位数の不足が特に指摘された。 3)固体力学に関する基礎理論の現況の把握有限要素法、境界要素法など離散化解析技術との関連で重要な解析法の教育について、コンピュータ教育との関連を各分担者の報告に基づいて審議した。 4)構造解析、実務設計に関する計算機利用度と利用技術の把握教育現場におけるCAI、CADシステムの現状を調査すると共に、教育におけるこれらシステムの内容、導入のあり方とその将来について検討した。また並列コンピュータの構造力学への適用とその応用を検討した。
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