研究分担者 |
園屋 高志 鹿児島女子大学, 文学部, 助教授 (30016696)
清水 康敬 東京工業大学, 教育工学開発センター, 教授 (10016561)
森 真作 慶応大学, 理工学部, 教授 (00051269)
坂元 昂 東京工業大学, 工学部, 教授 (00016338)
宇都宮 敏男 東京理科大学, 理工学部, 教授 (10010620)
|
研究概要 |
わが国の同年代の青年の約4割が大学(その約8割は私大)へ進学している現況では,私学では学生の創造性を培いながらも彼らの多様性に見合った分かりやすい講義や指導を行なう必要がある.しかし,これまで大学教員は,研究志向が強く[教える]ということに関心が低いきらいがあった. さらに,ここ数年内に,大学受験者数が大幅に増加し, 次に減少する傾向があり,止むなく私立大学では,一時期に多数の学生を収容せざるをえない状況にある.その際[一時的教員増]は難しいので,少数の教員により[多人数講義]が行なわれるのは必須である.従って,益々,大学における教育方法の改善とその普及と啓蒙が必要である. そこで,[日頃から教育の改善に熱意を持っている私学の教員]と[教育工学の研究者]とが共同して上記の問題と取り組み,その方法論と具体策をとりまとめ,あらゆる大学教員に興味と関心を持っていただく形の[教授方法のKnowhow集]を作成し,全国の大学へ頒分した. **[教育工学的教授方法の Knowhow 集]の内容** 1 講義方法(Cueの技法,視聴覚技法,演示実験) 2 教材(OHP,ビデオ,Computer演示,CAl) 3 講義環境(使い易い効果的な視聴覚教室の設計) 5 学生の学習態度の向上法,自己学習の習慣付け法 6 演習,実験,実習の指導法(方法論や機器の導入) 7 評価法(レポートや試験結果の効果的採点法) **記述方法** 1.問題点の列挙 2.その原因明示 3.対策と処方 4.具体例 この研究成果の[パネル討論]を電子情報通信学会:教育工学研究会と共同で,行なった(昭和63年2月20日,大阪電気通信大,参加者:150名).
|