研究分担者 |
長谷川 彰 東京水産大学, 教授 (70114915)
鹿山 光 広島大学, 生物生産学部, 教授 (90034446)
岩崎 英雄 三重大学, 水産学部, 教授 (40034441)
笠原 正五郎 広島大学, 生物生産学部, 教授 (50034442)
能勢 幸雄 東京大学, 農学部, 教授 (70011814)
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研究概要 |
200海里時代に入って、新らしい水産業と水産科学の振興が求められている。このような情況下で、個々の大学・研究機関において、水産研究・教育の改革が模索されているが、本研究は全国の大学・研究機関から各専門分野の人達に集っていただいて、問題点を探り、教育、研究推進の方途を求めることを目的としている。 9月3・4日に高知市において第1回全体会議を開催し、わが国水産業の将来展望、水産学研究・教育の目指すべき方向、研究・教育推進上の共通的課題について、13名から話題提供をいただき、引き続き討論を行った。この会議では、今後の研究の進め方についても審議し、次の6分科会を設置することとした。1)水産資源学・漁業学,2)水産海洋学・環境学,3)水産生物学・増養殖学,4)水産化学・利用学,5)水産工学,6)水産社会科学。各分科会ごとに会合を持ち、その結果を第2回全体会議に報告することとした。各分科会は1回乃至2回の会合をもった。 3月10・11日東東京大学海洋研究所において、第2回全体会議を開催した。各分科会の世話人から、分科会ごとの審議の経過を報告していただき、これにもとずき討論を行なった。さらに昭和62年度(第2年次)の計画について討議し、専門分野別の研究・教育の現状と問題点、将来の展望、研究課題ならびに専門分野に共通の課題についての問題点と将来展望等に関する見解をまとめ、報告書を印刷することとした。共通の課題としては、基礎学と応用学の関係、水産学と水産業の関係、研究・教育の体制(大学および国立研究機関)、学際性および総合性、国際性および社会人教育などが話題としてとりあげられた。
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