研究課題/領域番号 |
61400007
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研究機関 | 国立民族学博物館 |
研究代表者 |
杉田 繁治 民博, その他, 助教授 (40026042)
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研究分担者 |
山本 泰則 国立民族学博物館, 第五研究部, 助手 (60174819)
久保 正敏 国立民族学博物館, 第五研究部, 助手 (20026355)
松澤 員子 国立民族学博物館, 第二研究部, 助教授 (80099952)
中村 俊亀智 国立民族学博物館, 第五研究部, 教授 (90000025)
佐々木 高明 国立民族学博物館, 第二研究部, 教授 (10031692)
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キーワード | 統合データベース / マルチメディア / ワークステーション |
研究概要 |
(1)統合データベース管理システムの構成 民博のホストコンピュータ(IBM)に存在する各資料の基本台帳的データベースと、他の機種に存在するデータベースとの統合を行った。すなわちFACOM M340Rに存在する標本画像データ、TOSFILE3200に存在するHRAFイメージデータとの結合である。 これには各々のシステムが持つ検索機能には変更を加えず、両者を接続するパソコンの上に管理プログラムを置き、各々の端末の機能をエミュレートする方式で実現した。 (2)対話型情報検索法の検討 統合型データベースでは、見かけ上全体が一つのデータベースであるかのごとくユーザーには見えるようにすることが必要である。しかし実際の複数個のシステムはそれぞれ異った方式、命令体系を持っているため、仮想的なシステムを構成し、それを各々のシステムの命令に翻訳するインターフェイスが必要になる。またその際、コンピュータに不慣れな人でも容易に扱えるように分りやすいメニューによるガイド方式を設計する必要がある。これらの問題点について実際に実験システムを構成し、被験者の反応を見ながらその改良を行ないつつある。 (3)ワークステーションのソフト開発 ワークステーションを構成するものとしてソニー製NEWSと日本電気製PC98XLを購入した。この両者を結合し、かつこのシステムをネットワークを通じて、ホストコンピュータ、標本画像ライブラリー、イメージファイル等と接続するための、基本的ソフトウェアの開発を行なった。実際の接続は62年度に行なう予定である。
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