研究分担者 |
島村 直己 国立国語研究所, 言語教育研究部・第一研究室, 研究員 (80124189)
つる岡 昭夫 国立国語研究所, 言語計量研究部・第二研究室, 室長 (50000427)
野村 雅昭 国立国語研究所, 言語計量研究部, 部長 (60000428)
斎賀 秀夫 大妻女子大学, 教授 (30000417)
林 大 国立国語研究所, 名誉所員 (20000002)
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研究概要 |
1.次の作業を行って、常用漢字の漢字情報をデータベース化するための準備を行った。(1)個々の漢字について字画構成に関する情報をコンピュータに入力するための準備として、部首見出しの立て方が漢和辞典などによってかなり異なるところから、一般用、小学生用の漢和辞典類計18種を対象にして、部首見出しの立て方と部首名について調べて、一覧表を作成した。(2)国立国語研究所「分類語彙表」の分類基準に従って、常用漢字1945字の一字一字に意味分類番号を付け、また、その情報をコンピュータに入力した。(3)雑誌・新聞についての漢字データから、個々の漢字の使用率に関する情報を抜きだして、コンピュータに入力した。(4)中学校用理科・社会科教科書、また高校用理科・社会科教科書の漢字資料の整備を行った。(5)児童・生徒を対象にして、個々の漢字の個々の音訓について行った漢字の習得度調査の結果を整理して、コンピュータに入力した。(6)児童・生徒を対象にして、個々の漢字について行った漢字の熟知度調査の結果を整理した。(7)理科,社会科,音楽,図工,家庭科,算数の小学校用各教科書の漢字別使用状況一覧表ならびに漢字別語彙表を作成した。(8)児童の文集作文を対象にして行った語彙調査の結果を整理して、コンピュータに入力した。また、その結果をもとにして、語彙と漢字の関係について分析した。(9)阪本一郎「教育基本語彙」の全語彙をコンピュータに入力した。 2.国立国語研究所の研究発表会(昭和61年12月6日、国立教育会館)において、次の四つの研究発表を行い、また、「これからの漢字教育」と題するシンポジウム(司会:村石昭三、発言者:斎賀秀夫・加部佐助・野村雅昭)を開催した。(1)島村直己「漢字の到達度、定着度から (2)茂呂雄二「作文の使用語彙から」(3)福沢周亮「漢字の熟知度から」(4)野村雅昭「小学校教科書の語彙と漢字」
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