研究概要 |
X線回折計(日本電子JDX-11P3A,モノクロメーター付)を購入設置し、ハードウェアの調整、コンピュータソフトウェアの整備を行った。コンピュータ制御により良好な記録を得られるようになった。また、X線回折を一定湿度の下で行うようにするため、硫酸水溶液を用いて一定の湿度の空気をつくり、回折計の試料部分に流すための装置をつくり、回折計に取りつけるようにした。 福島県小高産バーミキュライト,新潟県白崎産,山形県月布産,宮崎県川崎産モンモリロナイトなどの試料につき、沈降法による精製の後、Li,Na,K,Ca,Mgの各陽イオンで飽和したhomoionic sampleを調製した。この各の方位試料につき、湿度50%の條件下でX線回折実験を行い、底面反射を記録した。 以上で第一段階の研究を終り、明年度、高温試料台,温度コントローラーの購入をまって、加熱による脱水,冷却後の復水に伴う底面間隔の変化の測定を行う予定である。
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