研究分担者 |
尾立 弘史 宇都宮大学, 工学部, 助手 (30083893)
千賀 裕太郎 宇都宮大学, 農学部, 助教授 (90142231)
永井 譲 宇都宮大学, 工学部, 助教授 (70092567)
藤本 信義 宇都宮大学, 工学部, 助教授 (00016510)
古池 弘隆 宇都宮大学, 工学部, 教授 (70178177)
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研究概要 |
1.評価基準の策定 研究分担者の討論形式により、アメニティとアイデンティティの評価基準の大綱と、各研究分担者の研究内容の位置ずけを明確化した。アメニティの造成は、アメニティ素材,造成手法,場の効果からなり、それぞれアイデンティティを含む評価尺度が存在すること,アメニティ要素は、「はれ」「け」を一例として多次元分類が必要であること,アメニティ要素結合パターンに、相乗的結合と排他的結合のあること等が、本年度の結論として認識された。 2.那珂川流域小都市のアメニティ・アイデンティティの調査解析 宮沢・藤本・尾立は、行事,組織,町ずくり,町並みの関連解析を目的とし、烏山町の祭事「山上げ」を中心に、「山上げ」の実態,住民の行事に対する評価等を解析した。古池・永井は、アメニティの地域類型を目的に、那珂川流域小都市の地形,地勢,土地利用,歴史的資源,交通体系を調査し、クラスター分析により地方小都市の地域特性の解析をした。千賀は、農業用水の利水,親水の歴史的把握を目的に、大田原市,湯津上村を中心に農業用水利用の実態調査を行い、変遷過程として上水機能衰退期,遊水機能衰退期,公共機能衰退期の三期が明確に存在することを明らかにした。 3.アメニティ要素結合実態調査 アメニティ造成におけるアメニティ要素の結合パターンの実態調査として、次のアイデンティティをもつ調査地を()の要素結合関係を主体に、研究分担者が分担して調査した。 北海道音威子府村(雪と地場産業),高知県中村市(河川環境と水産資源),大分県湯布院町・玖珠町(行事と町ずくり),滋賀県近江八幡市・岐阜県八幡町(水辺空間と町並み)。
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